今日の通読箇所:使徒言行録11:17~40、列王記下11~12、箴言3:1~20
列王記下11~12;
南王国ユダの王であったアハズヤはイエフによるヨラム王へのクーデターに巻き込まれて、戦死していました(9:27)。アハズヤの母はアタルヤという女でしたが、息子の戦士の方を聞いて、ユダの王家を皆殺しにしようと考えます。それでアタルヤからかくまわれたのが、アハズヤの息子ヨアシュです。アハズヤの息子ということは、アタルヤにとっては孫です。どうして孫を殺そうとしたのか。もともと、アタルヤはイスラエルの王イスラエルの王オムリの娘でした。オムリは、アハブの父親です。従って、アタルヤはアハブの姉か妹か、ということになります。ですので、ユダの王家への思いなどなかったのでしょう。むしろ、アタルヤは息子なきユダ王家の実権を握り、幼いヨアシュを蔑ろにして、彼女の支配がユダ王国に敷かれることになりました。
ヨアシュはそのようにして人生に翻弄されましたが、彼を匿い、後に擁立して王家を守った祭司ヨヤダらの助けによって生き延び、やがてアタルヤの手から王国を取り戻しました。ヨアシュはヨヤダから信仰教育を受けて育ったのでしょう。「ヨヤダは、主と王と民との間で、彼らが主の民となる契約を結んだ。また、王と民との間でも契約を結んだ。国の民は皆、バアルの神殿に行ってそれを破壊し、祭壇と像と徹底的に打ち砕いた(11:17~18)」。王自身も、誠実な歩みをしました。「ヨアシュは、祭司ヨヤダの教えを受け、生涯を通じて主の目に適う正しいことを行った(12:1)」。さらに、彼は神殿の献金についても改革し、献金によって神殿の祭具を修理することができるように整えたのでした。
神様がヨアシュのピンチに際して助けてとしてヨヤダを与えて、彼が信仰者として生きられるように励まし、育ててくれたことは、すばらしい御業です。神様は、私たちのことも、誰かのためのヨヤダとして召しておられるのかもしれません。
2025年7月20日の聖句
今週の聖句: あなたがたは恵みと信仰によって救われたのです。あなたがたの力ではなく、神の賜物です。(エフェソ2:8) 今日の聖句: 主よ、あなたは私たちの中におられます。私たちは御名によって呼ばれています。私たちを見捨てないでください。(エレミヤ14:9) このアンティオキアで初...
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さがみ野教会の皆さま おはようございます。 気持ちのいい、爽やかな秋空の朝を迎えました。お変わりなくお過ごしでしょうか。 明日14日の日曜日の礼拝は成長感謝礼拝(子ども祝福式)です。 讃美歌や説教などが子ども向けのものとなり、大人と子どもとが共に神さまを礼拝し、子どもたちへの祝福...
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神によって私たちは力を振るいます。(詩編60:14) きょうだいたち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を、神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。(ローマ12:1) 今日の二つの御言葉がいっしょに掲げられているというのは本当に面白いなと思います。神によっ...
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1. ヨハネによる福音書は最後の晩餐の場面をとても長く書いている。全部で21章の福音書の内の5章、4分の一に近い。しかも、いわゆる受難週の記事の殆どがこの晩餐の場面だ。その最後の晩餐を覚える祈祷会をこの木曜日に献げている。キリストがしてくださったように私たちもするのだ。主が...