2021年7月10日土曜日

2021年7月10日(箴言21)

箴言21
人の道は自分の目にはすべてまっすぐに映る。
しかし主は心の中を調べる。
正義と公正を行うことを
主はいけにえよりも喜ぶ。(2~3節)

本当にそうだな、と思います。「人の道は自分の目にはすべてまっすぐに映る。」そうであるからこそどこででもいさかいが起こりうるし、私たちは自分の正義感を根拠にブツブツつぶやいてしまう。主が調べる心の中とは、一体何でしょうか?
私はこの箴言の言葉を読んで、イザヤ書の言葉を思い出しました。「主は言われる。あなたがたのいけにえが多くても、それが私にとって何なのか。私は、雄羊の焼き尽くすいけにえと、肥えた家畜の脂肪に飽きた。私は、雄牛や小羊や雄山羊の血を喜ばない。」「もう二度と空しい供え物を携えてくるな。香の煙はまさに私の忌み嫌うもの」(イザヤ書1:11,13)。もともと、焼き尽くすささげ物も香の香りも、律法で定められた礼拝の作法です。神さまに最上のものを献げ、祈りを献げるための定めです。しかしいつしかそこから信仰が失われ、かたちだけ、格好を付けることでごまかすようになった。あるいはこれに続く17節では「善を行うことを学べ。公正を追い求め、虐げられた者を救い、孤児のために裁き、寡婦を弁護せよ」とありますから、かたちだけの礼拝をしながら弱者を踏みにじる欺瞞に耐えられない、ということなのだと思います。
箴言では「正義と公正を行うことを、主はいけにえよりも喜ぶ」とあります。神さまは私たちに何を求めておられるのでしょうか。私たちが本当に献げる真心からなる礼拝、神さまを愛する生き方とは、一体どういうものなのでしょうか。箴言は、それは正義と公正を行うことだと言います。孤児や寡婦のような社会的弱者を決して食い物にせず、その声に耳を傾けよと聖書は私たちに一貫して教えています。神を礼拝する者としての生き方を、聖書は私たちに問います。

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