2021年12月30日木曜日

2021年12月30日の聖句

昼はあなたのもの、夜もあなたのもの、あなたは月と太陽に軌道を与えられました。(詩編74:16)
だから、闇の行いを脱ぎ捨て、光の武具を身に着けよう。日中を歩むように、品位を持って歩みましょう。馬鹿騒ぎや泥酔、淫乱や放蕩、争いや妬みをすてて。(ローマ13:12~13)

「品位」という言葉があります。もともとのギリシア語の単語を調べてみると「良い形」という字を書きます。日中を歩むように、良い形で歩みましょう、と言っています。あるいはもっと砕けて言うと「格好良く歩みましょう」と言ってもよいと思います。そう言われると、少し意外な感じがするのではないでしょうか。主イエスさまを信じる信仰とかっこいい歩み方なんてあまり関係ないというか、むしろ「かっこいい」なんて考えるのは信仰の道に反しているのではないか、と思う人もいるのではないでしょうか。
ここでの形の良さは、文脈を見ると「昼間を生きる姿」です。夜陰に乗じてするようなこと、馬鹿騒ぎや泥酔、淫乱や放蕩、争いや妬み。これらはすべて夜の闇に紛れなければ恥ずかしくて出来ないようなことです。昼の光に耐えられない。そうではなく昼の光に照らされても恥ずかしくない格好をして生きていこう、と言っているのです。
もしかしたら、私たちは、きれいな服を着たり身なりを整えたりすることにはよく気を遣うかも知れません。そういうことも大事なことでしょう。身なりを無視するのはほめられたことではないと思います。しかしそれ以上に大事なのは自分の生き方の品位を整えることです。昼の光に耐えられる生き方を、私たちはしているでしょうか?
神さまは月にも太陽にも軌道を与えた方です。夜も昼も、神さまのものです。だから、昼だけではなく夜も、私たちは神さまの前にいます。どんな闇も神さまの前では昼と同じように明るい。いつも私たちは神の前に生きている。それはある意味では恐ろしいことですが、恵み深い事実でもあります。神さまは、どんなときにも一緒におられるのです。私たちが目覚めているときにも、眠っているときにも。私たちの強いときにも、弱いときにも。どんなときにも、私たちは神さまの御前に生かされています。それは神さまの深い憐れみに土台を置く事実です。

2024年4月29日の聖句

主は正しい。私は主の口に逆らった。(哀歌1:18) ある人に息子が二人いたが、彼は兄のところへ行き、「子よ、今日、ぶどう園へ行って働きなさい」と言った。兄は「いやです」と答えたが、後で考え直して出かけた。(マタイ21:28~29) 今日の新約の御言葉は、主イエスの譬え話です。二人...