2019年6月19日水曜日

2019年6月19日(列王記上5〜6)

今日の通読箇所:使徒言行録13:1~30、列王記上5~6、ヨブ記31

列王記上5~6;
ソロモンの治世に国は安定し、ついに、ソロモンは父の代からの念願であった主の神殿を建築します。かつて、ダビデは「見なさい。私はレバノン杉の家に住んでいるが、神の箱は天幕の中に置いたままだ(サムエル記下7:2)」と言って、神の家たる神殿を建築しようと志しました。しかし、主は預言者ナタンを通じて「あなたが生涯を終え、先祖と共に眠るとき、あなたの末裔、あなたの身から出る者を後に立たせ、その王国を揺るぎないものとする。その者が私の名のために家を建て、私は彼の父となり、彼は私の子となる(サム下7:13)」と言われたのでした。その言葉が成就し、ついに、ソロモンが神殿を建築するときが来たのです。
彼はまず父の時代から友好関係にあったティルスの王ヒラムに協力を求めて、材料となる木材を調達します。また、荷役と石切工に命じて石材を調達します。ソロモンは準備に準備を重ねて、主の神殿を建てたのです。
ソロモンが主のために建てた神殿は、長さ60アンマ、幅20アンマ、高さ30アンマであったと言います。計算すると、おおよそ長さ27メートル、幅9メートル、高さ9メートルになります。イメージとしては、教会の隣のコミセンの建物くらいだと思います。神殿は三階建てでした。上に行くほど広くなっています。螺旋階段で上ります。石造建築ですが、木材の脇廊がつなげられており、天井も木材で覆われています。また、内装は壁も床も木材で覆われていました。
この神殿の大きさを具体的にイメージしてみて、大きいと思われるか、小さいと思われるか、どちらでしょうか。この神殿は私たちが考える教会堂の機能とは少し違います。皆がその中に集まって礼拝するのではなく、神殿の内陣である至聖所で祭司が主に献げ物をすること、そしてその内陣に神の箱を安置するためのものです。礼拝者は、神殿の庭で礼拝を献げます。
この神殿の一番奥にある至聖所は、神殿の中でも他の部分とは違って、純金で覆われていました。祭壇も純金で覆われています(6:21参照)。今のように簡単に金が手に入る時代ではありません。神様の聖なることをなんとかして人間の最高のものを献げることで示そうとしたのだと思います。礼拝のための建築物が、このようにして完成しました。
ソロモンは、その王政の最初に神殿を建築しました。私たちの業の最初には、何があるのでしょうか?祈りと礼拝のために、私たちの一番良いものを神に献げたい、そう思わされました。

2024年5月6日の聖句

災いの日に、主は私を仮庵に隠し、幕屋の隠れ場にかくまってくださる。(詩編27:5) 主は真実な方です。あなたがたを強め、悪しき者から守ってくださいます。(2テサロニケ3:3) 私たちの神さまは、災いの日に私たちをかくまい、私たちを守ってくださるお方です。どんな災いにも打ち勝ち、ど...