2021年4月19日月曜日

2021年4月19日(詩編113)

詩編113
主はすべての国を超えて高くいまし
その栄光は天を超える。
私たちの神、主のような方がほかにあろうか。
高きところに座し
天にあっても地にあっても
  低きに下ってご覧になる方。
弱い人を塵の中から起こし
貧しい人を芥の中から高く上げ
高貴な人々と共に
民の中の高貴な人々と共に座らせてくださる。(4~8節)

神さまはすべてのもの、この世界に存在するあらゆるものを超えて高くにおられる方。すべては神さまによって造られたのであって、神はすべてを支配しておられる。しかし、この詩編の興味深いのは、神さまがただ高いところにおられるということだけを語っているのではない、というところです。
「天にあっても地にあっても、低きに下ってご覧になる方」。神さまはただ高いところにおられるだけではありません。いや、高きにおられて、そこから眺めているだけでも、神さまとしては十分でしょう。ところが主なる神様は遠い天、高いところから眺めるだけではなく「低きに下ってご覧になる」のです。私たちの神さまは、低きに下られるお方です。
子どもが転んだとき、遠くに立ってそれを見て、親はよく言ってしまいます。「何やってるの!」しかし本当に子どもに必要なのは、隣に行ってかがみ込んで、手を差し出すこと、怪我をしているところをよく見て、手当てをしてくれることであろうと思います。私たちの神さまは、私たちのために低きに下ってきてくださいます。
弱い人を塵の中から、乏しい人を芥の中から引き出してくださるのは、主なる神様です。弱い人や貧しい人を引き上げて「民の中の高貴な人々と共に座らせてくださる」とも言います。貧しい者と富む者が和解し、共に座ることができる。一つの食卓を囲むことができる。そのような平和の道を私たちの前に開くために、主イエス・キリストは私たちのところにまで降ってきてくださったのです。

2024年5月2日の聖句

(主の言葉)もし、わが民が私に聞き従うならば。(詩編81:14) あなたがたは揺るぐことなく、しっかりと信仰に踏みとどまり、あなたがたが聞いた福音の希望から離れてはなりません。(コロサイ1:23) 主なる神さまは、私たちが主に聞き従うことを願っておられる。聖書はそうはっきりと言い...