2022年12月19日月曜日

2022年12月19日の聖句

あなたは新しい名で呼ばれる。主の御口が名付ける名で。(イザヤ62:2)
だから、誰でもキリストにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去り、まさに新しいものが生じたのです。(2コリント5:17)

聖書を読むと、ときどき、名前が変わる人がでてきます。アブラムは旅の途中でアブラハムという新しい名を神さまから頂きました。アブラムは「偉大な父」、アブラハムは「多くの民の父」という意味です。彼の妻サライはサラという新しい名を頂きました。サライは「王妃」という意味で、サラは「諸国民の母」という意味です。アブラハムもサラも、神がお与えになる使命にふさわしい名前を頂きました。
ヤコブはイスラエルになります。イスラエルは「神と戦う」という意味があります。ヤコブが神と夜通し格闘をしたという記事が反映している名前です。この「イスラエル」は、彼一人ではなくやがて民族の名になりました。
新約なら、ヨナの子シモンに主イエスは「ペトロ」というあだ名をおつけになります。「岩」という意味です。仲間の中では、ギリシア語のペトロという音よりも、彼らの母語であるアラム語で「ケファ」と呼ばれていたようです。ケファは岩のアラム語です。主イエスも実際にはアラム語で「ケファ」とお呼びになったのでしょう。主は彼を「岩」と呼んで、「私はこの岩の上に私の教会を建てよう」とおっしゃいました。シモン・ペトロもまた、主イエスがお与えになった使命にふさわしい名前を頂きました。
神さまは私たちにも新しい名前をつけてくださいました。「キリスト者」と私たちは今呼ばれています。この「キリスト者」という呼び名は、自分たちがそう名乗ったのではなく、直接的には周りの人たちが教会の人々をそう呼んだことが始まりです。あいつらはキリスト、キリストと言っていると、「キリスト者」と呼ぶようになった。私たちは今キリストのお名前で呼ばれています。ありがたいことです。
「だから、誰でもキリストにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去り、まさに新しいものが生じたのです。」アブラハムもサラも、イスラエルも、ケファも、皆、神からそう呼んで頂いて、名前だけでなく存在も新しくなりました。神にあって新しい使命に生き始めました。私たちもキリストのお名前で呼ばれ、キリストにあって新しい使命に行きます。神は私たちを新しくしてくださった。主は今朝も新しく私たちを呼んでおられます。今日、私たちは新しい存在として一日を生きていきます。

2024年5月8日の聖句

(主は)私の口に新しい歌を、我らの神への賛美を授けてくださった。(詩編40:4) あなたがたは、心の霊において新たにされなさい。(エフェソ4:23) 主が、新しい歌を授けてくださった。すてきな言葉です。「主に、新しい歌を」とは言っていません。主が私の口に新しい歌を授けてくださった...