2023年4月2日日曜日

2023年4月2日の聖句

今週の聖句:
人の子は挙げられなければならない。この方を信じる者すべてが永遠の命を持つためです。(ヨハネ3:14b,15)

今日の聖句:
私は彼らの悲嘆を喜びに変える。(エレミヤ31:13)
苦悩を抱える人たちは幸いです。その人たちは慰められるからです。(マタイ5:4)

今週の聖句にある「挙げられる」というのは、十字架の上に挙げられるという意味です。人の子、すなわち主イエス・キリストは十字架に挙げられなければならない。キリストご自身がそのようにおっしゃいます。咬みを信じる者すべてが永遠の命を持つために、キリストはご自分が十字架の上に挙げられねばならないのだ、と言われるのです。
今日は教会の暦では「しゅろの主日」と呼ばれる日曜日です。イースター、復活の主日の一週間前。今日から受難週が始まります。主イエス・キリストの十字架への歩みと、十字架でのキリストの御苦しみを覚え、祈りを献げる聖なる一週間として、代々の教会が覚えてきました。
今日の聖句では、「彼らの悲嘆」とか「苦悩を抱える人たち」といった言葉が重ねられています。キリストは、誰よりも私たちの悲嘆や苦悩をご存じです。キリストご自身がそれを誰よりも深く味わわれたからです。そのお方ご自身が言ってくださいます。「その人たちは慰められる」と。
この「慰める」という言葉は、新約聖書が書かれた言語の中で私が一番好きな単語です。「隣で呼びかける」という字を書きます。聖書の中では「慰める」とか「励ます」といった意味で使われています。苦悩を抱える人たち、悲嘆に暮れる人たち、あなたたちは幸いだ。私があなたの隣りにいる。あなたの隣りにいて、わたしの言葉を語りかける。慰めの言葉を、私があなたに語りかける。だからあなたは幸いだ。主イエスはそう言われるのです。
ここで、主イエスは単に「あなたと一緒にいる」と言ったのではなく、「あなたの隣で語りかける(=慰める)」とおっしゃったことに注意を向けたいと思います。私たちは、キリストが私の隣りにいて語りかけてくださる御言葉によって、最大の慰めを頂きます。キリストは御言葉として、ご自身を私たちに与えてくださるからです。私たちの悲嘆の中で響くキリストの言葉。それが私たちを慰め、励まし、命を与える。その命の言葉を聞かせてください、と祈りましょう。キリストは私たちを揺るぎない慰めによって支えてくださるのですから。

2024年5月8日の聖句

(主は)私の口に新しい歌を、我らの神への賛美を授けてくださった。(詩編40:4) あなたがたは、心の霊において新たにされなさい。(エフェソ4:23) 主が、新しい歌を授けてくださった。すてきな言葉です。「主に、新しい歌を」とは言っていません。主が私の口に新しい歌を授けてくださった...