2022年7月30日土曜日

2022年7月30日の聖句

私たちは私たちの神、主に仕え、その声に聞き従います。(ヨシュア24:24)
イエスはピラトに言った:私は、真理について証しをするために生まれ、そのために世に来た。真理から出た者は皆、私の声を聞く。(ヨハネ18:37)

以前、検察官から電話がかかってきたことがありました。曰く、「○○さんという人を知っていますか」という問い合わせでした。聞いたことのない名前でしたので、その旨伝えて電話は終わりました。正直に言って、かなり緊張しました。検察は容疑者を起訴するか否かを決める権利をほぼ独占し、国家の司法権において大きな権力を持っています。自分は権力に弱いのだなと思い知らされました。
ピラトが、イエスさまを裁いている場面です。ピラトはローマから派遣された総督です。当時のユダヤの国はローマに支配されていましたから、実質的にピラトはユダヤの国の最高権力者です。彼だけがユダヤの中で死刑を執行する権限を持っていた。だからユダヤの中では権力側にいたはずの祭司長たちもピラトに媚びへつらって、イエスを死刑にしてもらうために策を弄しました。ピラトはこの世の権力の代表者です。
「私たちは私たちの神、主に仕え、その声に聞き従います。」主こそ神、主に仕え、主の声に聞き従います。それは、この世の権力者の声に聞き従わないということでもあります。もしも世の権力が神に逆らうことを強いたり、自らを神であるかのように振る舞い、それに従うことを良しとしたりするならば・・・私たちはそれに従わずに神に従います、という宣言です。
しかしそれは実際的にはすごく難しいことです。私は検察官からのちょっとした電話でさえも、それが自分に直接関係がなかったのにもかかわらず、情けないことにうろたえてしまいました。まして、70年前のあの戦争のときのような状況だったら・・・と考えると、私は自分が尊敬するあの戦争のときを生きたキリスト者のように振る舞えないのではないかと考えざるを得ません。
主イエスはおっしゃいます。「私は、真理について証しをするために生まれ、そのために世に来た。真理から出た者は皆、私の声を聞く。」主イエス・キリストが証しした真理とは、神の愛を告げる真理です。私たちのために独り子を下さった神の真理です。私は私を信じられない。しかし、神さまの真理は絶対です。どんなときにも変わることがない。私の精神力や根性はひん曲がっています。しかしキリストの証しする真理は、いつでも真理であり続けます。この真理の言葉、神の言葉が私に必要な知恵や力を与え、私を新しくする力を持っている。私はそのことを信じています。だから、今日も御言葉を聞きます。

2024年5月3日の聖句

耳の聞こえない人を呪ってはならない。目の見えない人の前につまずく物を置いてはならない。あなたの神を畏れなさい。(レビ19:14) (イエスの言葉)あなたの父が慈しみ深いように、あなたがたも慈しみ深い者となりなさい。(ルカ6:36) 悪意を持ってわざと耳の聞こえない人を呪ったり、目...