2023年4月11日火曜日

2023年4月11日の聖句

主はあなたの避けどころ。(詩編91:9)
キリストの苦難が私たちの上におびただしく及ぶように、私たちはキリストにより豊かに慰められるでしょう。(2コリント1:5)

今日の新約聖書の御言葉は使徒パウロが書いた手紙の一節です。パウロという人は、たくさんの苦難を味わった人です。同じコリントの信徒への手紙二の中で、彼はこのように言っています。「ユダヤ人から40に1つ足りない鞭を受けたことが五度、棒で叩かれたことが三度、石で打たれたことが一度、難船したことが三度、一昼夜海上を漂ったこともありました。幾度も旅をし、川の難、盗賊の難、同胞からの難、異邦人からの難、町での難荒れ野での難、海上の難、偽兄弟たちからの難に遭い、苦労し、骨折って、しばしば眠らずに過ごし、飢え渇き、しばしば食べ物もなく、寒さに凍え、裸でいたこともありました。(11:24~27)」パウロはこういうたくさんの苦難について、今日の箇所では「キリストの苦難」と言っています。パウロにとって、苦難はキリストから溢れてわが身に及んできているものです。
そういうふうに言うと、普通は、神様は何で自分をこんな目に遭わせるのか、血も涙もない神様だ、ということになりかねません。しかし、パウロはそうではありませんでした。キリストの苦しみが満ち溢れて、私のところにまで及んでいる。それと同じように、キリストの慰めも満ち溢れて私にも注がれる。しかも、豊かに注がれる。私はキリストから来る慰めによって生かされている。苦しみも慰めも、キリストから頂いているのです。
パウロは、主イエスさまを避けどころとして生きていました。言葉の上だけではなく、本気でキリストを避けどころとしていた。ここに私の慰めがある。ここに私を救う神がおられる。そのことを信じていたのです。
私たちは苦しむとすれば、神を苦しんでいます。神と関わりのないことは一つもない。それと同じように、いやそれ以上に、私たちに慰めを豊かにくださる神を信じ、この方を仰いで、今日も歩んでいきましょう。

2024年5月8日の聖句

(主は)私の口に新しい歌を、我らの神への賛美を授けてくださった。(詩編40:4) あなたがたは、心の霊において新たにされなさい。(エフェソ4:23) 主が、新しい歌を授けてくださった。すてきな言葉です。「主に、新しい歌を」とは言っていません。主が私の口に新しい歌を授けてくださった...