2021年9月28日火曜日

2021年9月28日の聖句

神は言われる:お前は額に汗を流してパンを得る、土に返る時まで。お前がそこから取られた土に。塵に過ぎないお前は塵に帰る。(創世記3:19)
キリスト・イエスは死の力を打ち破り、福音を通して不滅の命を現してくださいました。(2テモテ1:10)

今日の旧約聖書は、神が食べるなと命じた木の実を食べた二人に告げた、神さまの言葉です。「お前は額に汗を流してパンを得る、土に返る時まで。お前がそこから取られた土に。塵に過ぎないお前は塵に帰る。」
最初、神さまは人間を土の塵からお造りになりました。「主なる神は、土の塵で人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」このように造られたことは、もともと人間にとっては祝福の事実でした。人間は神さまが造った世界の一部であり、この体が土の塵から生まれたということは、世界と人間との祝福に満ちた一体性を表しているのだと思います。しかも、土の塵で形づくられた土の塊に過ぎない人間の鼻に、神さまご自身が命の息を吹き入れてくださった。だから、人は生きる者になった。これが祝福以外の一体何でしょうか。
しかし、命の息を与えてくださった神さまを裏切って、ないがしろにし、蛇の言葉を信じたとき、祝福に満ちていたはずの事実が呪いになってしまいます。「お前は額に汗を流してパンを得る、土に返る時まで。お前がそこから取られた土に。塵に過ぎないお前は塵に帰る。」今や人間は塵に過ぎないと言われ、そこには大地とのつながりや、神の命の息というみずみずしい信頼関係が損なわれてしまったかのようです。神さまとの関係、大地との関係、アダムとエバという隣人同士の関係、それらがすべて壊されてしまった。祝福であるはずのものが呪いになってしまった。それが、死の力の急所です。
キリストはこの呪いから私たちを救うために、私たちのところへ来てくださったのです。「キリスト・イエスは死の力を打ち破り、福音を通して不滅の命を現してくださいました。」キリストが、私たちを神さまと、大地と、隣人と、もう一度結びつけてくださったのです。だから、キリストの福音は和解の福音です。私たちをもう一度共に生きるように結びつけてくださった。このキリストの現してくださった福音が、私たちを死の呪いから解放する不滅の命そのもの。聖書はそのように言います。

2024年4月30日の聖句

主よ、思い起こしてください、あなたの憐れみと慈しみを。それはとこしえからあるもの。(詩編25:6) しかし、私たちの救い主である神の慈しみと、人間に対する愛とが現れたとき、神は、私たちがなした義の行いによってではなく、ご自分の憐れみによって、私たちを救ってくださいました。この憐れ...