2023年7月18日火曜日

2023年7月18日の聖句

その御業の故に神を賛美せよ。その大きな御力にふさわしく神を賛美せよ。(詩編150:2)
神の見えない本質、それはこの方の永遠の力と神性ですが、世界の創造以来、被造物から見て知ることができます。(ローマ1:20)

神の永遠の力と神性、つまり神の見えない本質は、創造以来、被造物から見て取ることが出来た、と聖書は言います。神がお造りになったこの世界を通して、あるいは神がお働きになる場である歴史を通して、神はご自身を示してこられた。私たちにご自分を証しし、ご自身の御心を私たちに示してこられた。
確かにそう言われると、私たちも、想像を超えるような大自然の中に入り込んだとき、人間の力を遙かに超えた大自然の力を思い知らされたとき、あるいは人間の知恵を超えたような歴史の不思議な巡り合わせを知ったとき、そのようなときに神の偉大な力や大いなる計画を思うことがあるのではないでしょうか。
しかし本当の問題は、その先にあると思います。自然の事物や歴史の出来事を見て、何らかの神秘的な思いに浸ることがあったとして、私たちはそこでまことの神をあがめ、感謝し、あるいは従おうとしてきたのでしょうか。神様はご自分を世界の創造以来、被造物の内に示してこられた。すべての人は神をすることが出来たはずです。しかし、私たち人類はそれに応じて神をあがめて生きてきたのか。却ってむなしい思いにふけり、心が鈍く暗くなってきていたのではないか。そこが問題の急所です。
主イエス・キリストは、あますところなく神の御心を明らかにしてくださいました。はっきりと、十全に。しかし、キリストが神の御心を私たちに示してくださったときに私たちがしたことは、「そんな神など要らない」と言って、この方を十字架にかけて殺すということでした。結局私たちはどのようなかたちであれ、神の御心を知らされ、神がご自身を示してくださったときに、神を拒み、無視し、あるいは殺してしまってきたのではないでしょうか。
だからこそ、キリストの復活は私たちのそのような罪を凌駕する神の福音の出来事そのものです。私たちの悪や罪を乗り越えて、神がなおご自身の御心を貫いてくださっていることの徴です。
「その御業の故に神を賛美せよ。その大きな御力にふさわしく神を賛美せよ。」アーメン!

2024年5月9日の聖句

主は彼らに喜びを与えられた。(エズラ6:22) いつも喜んでいなさい。(1テサロニケ5:16) 復活の主日から40日目の今日は、主の昇天を祝う日として覚えられています。主イエス・キリストは、弟子たちの見ている前で天に昇って行かれたと聖書に書かれています。キリストは天に昇り、神の右...