2023年7月28日金曜日

2023年7月28日の聖句

主を愛する者たちよ、悪を憎め。(詩編97:10)
あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。(マタイ6:24)

久米小百合さんという歌手がおられます。かつて久保田早紀という芸名で歌った「異邦人」という曲が大ヒットしました。この方はキリスト者で、現在は音楽を通して広く福音宣教をしておられます。
2000年に日本中会の50周年記念大会という催しを行いました。日本中会の各教会の人々が一つの場所に集まって、何泊かの会をいたしました。楽しい時間でした。そのときに久米小百合さんが来て、コンサートをしてくださいました。そのときに、久保田早紀として歌っていた頃の話も少ししてくださいました。今でも時々、「あの芸能人の今」のようなテレビの企画で話題になることもある。あるいは、また異邦人を歌ってくれないかと言われることもある。しかし、基本的にはそういう仕事はすべてお断りしているそうです。今、久米さんは音楽を通して神様を宣べ伝えている。だから、もう「久保田早紀」という仕事はしない。神と富とに仕えることはできないから、とおっしゃっていました。
「あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」主イエス・キリストのお言葉です。誰よりも豊かな神の子であるのに、私たちのために貧しくなってくださったお方の言葉です。神と富とに仕えることはできない。私たちにとって、富の魅力や力はそれだけ大きい、ということではないでしょうか。私たちの心を奪い取って離さないその力は強い。神と富とに仕えようとすると、結局は富だけに仕えることになってしまう。歴史の教会も、そういう失敗を何度も重ねてきてしまいました。私たちにも他人事ではない。
今日の旧約では「主を愛する者たちよ、悪を憎め」と言われています。二つのものに同時に仕えることはできない。一方を愛して他方を憎むか、一方を憎んで他方を愛するか、結局どちらかの道しかないのです。
久米さんがコンサートで歌ってくださった曲の中に「主我を愛す」がありました。久米さんの一つの原点のような讃美歌なのだそうです。「主我を愛す、主は強ければ、われ弱くとも、恐れはあらじ。我が主イエス、我が主イエス、我が主イエス、我を愛す。」主イエスさまが私を愛してくださっている。その事実が久米さんにとってすべてなのでしょう。だからこそ、主だけを愛し、富には仕えないと決断なさったのでしょう。
今日、私たちは神と富と、どちらに仕えるのでしょうか?

2024年5月9日の聖句

主は彼らに喜びを与えられた。(エズラ6:22) いつも喜んでいなさい。(1テサロニケ5:16) 復活の主日から40日目の今日は、主の昇天を祝う日として覚えられています。主イエス・キリストは、弟子たちの見ている前で天に昇って行かれたと聖書に書かれています。キリストは天に昇り、神の右...