2024年1月3日水曜日

2024年1月3日の聖句

(バラムの言葉)「たとえバラクが、彼の家を満たすほどの銀と金を私にくれようとも、主の言葉に逆らうことはできません。」(民数記22:18)
人に従うより、神に従うべきです。(使徒5:29)

バラクというのは、モアブ人の王の名です。イスラエルの人々を脅威に感じたバラク王は、バラムという預言者にイスラエルの人々を呪うようにと命じました。バラムは主なる神さまを信じていたわけではありません。異教の預言者です。最初バラムはバラク王の要求どおりにイスラエルを呪おうとしましたが失敗し、主なる神さまが彼らを守っていることを知るに至りました。バラムはバラク王に、イスラエルを呪うのは諦めようと進言します。ところがバラク王は諦めようとはしない。それで、バラムは言いました。「たとえバラクが、彼の家を満たすほどの銀と金を私にくれようとも、主の言葉に逆らうことはできません。」
私たちは誰に従って生きているでしょうか。力あるものか、世間の目か、自分のしたいことか、なんとなくの行きがかりか。聖書は言います。「人に従うより、神に従うべきです。」私たちは、神に従っているでしょうか?
第二次世界大戦の時、ドイツの多くの教会はナチの支配に従いました。そんな中で信仰に踏みとどまった人々、告白教会と呼ばれる人々がバルメン宣言という信仰告白を生み出しました。その第二の命題でこのように告白しています。「イエス・キリストは、われわれすべての罪の赦しについての神の慰めであるのと同様に、またそれと同じ厳粛さをもって、彼は、われわれの全生活に対する神の力ある要求である。彼によってわれわれは、この世の神なき束縛から脱して、彼の被造物に対する自由な感謝に満ちた奉仕へと赴く喜ばしい解放を与えられる。」主イエス・キリストご自身が私たちのための自由であり、また、私たちが従うべき神の要求です。キリストに示された神の真理に、私たちは仕える。そこに私たちの自由への道がある。
私たちはこの世の権力や欲望、消費主義や世間の目に従うために造られたのではありません。主イエス・キリストに示された神の愛と、そこにある神の力ある、そして慰めに満ちた要求に従うために命を与えられたのです。キリストに、従いましょう。

2024年5月9日の聖句

主は彼らに喜びを与えられた。(エズラ6:22) いつも喜んでいなさい。(1テサロニケ5:16) 復活の主日から40日目の今日は、主の昇天を祝う日として覚えられています。主イエス・キリストは、弟子たちの見ている前で天に昇って行かれたと聖書に書かれています。キリストは天に昇り、神の右...