今週の聖句:
私たちは栄光を見た。父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。(ヨハネ1:14b)
今日の聖句:
見よ、兄弟が共に住むことは何という幸せ、何という麗しさ。
主はそこで祝福ととこしえに及ぶ命を定められた。(詩編133:1,3)
いと高きところには栄光、神にあれ。
地には平和、御心に適う人にあれ。(ルカ2:14)
主イエスがお生まれになった夜、天使たちは「地には平和、御心に適う人にあれ」歌いました。平和と言っています。主イエスがお生まれになった時代を世界史でひもとくと「ローマの平和」と呼ばれています。ローマ帝国の圧倒的な力によって周辺諸国との紛争は押さえられ、国内の内乱もとても少なく、安定した時代であったようです。
しかしその内実はどうでしょうか。主イエスがお生まれになったときには人口調査があったと伝えられています。権力者が租税するために、人々は移動を強いられました。名もなき若夫婦はそのために旅をしなければならず、旅先で出産することになりました。この小さな家族のための場所はベツレヘムにはありませんでした。大きな「ローマの平和」の陰に隠れるようにして、実は平和ではない人がいたのです。しかしこれはローマが特別に悪いというよりも、人間のすることの限界であるようにも思います。どういう国が作った平和であろうとも、人間の平和にはこういう限界があるのかもしれません。
神さまが作ってくださる平和はそれとは違っています。乳飲み子が飼い葉桶に寝かされるところに生まれる平和です。やがてその人が力なく十字架にかけられるところに打ち立てられる平和です。キリストの平和はこの世の国が作る平和ではありません。
地には平和、御心に適う人にあれ。この言葉の実現は、もう一つの賛美と一緒にでないと実現しないのでしょう。「いと高きところには栄光、神にあれ。」神の栄光が輝き、私たち人間が神の御前に膝をかがめてこのお方を礼拝するとき、十字架のキリストを見上げて拝むとき、そこにこそ真の平和が実現するのです。
私たちは栄光を見た。父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。(ヨハネ1:14b)
今日の聖句:
見よ、兄弟が共に住むことは何という幸せ、何という麗しさ。
主はそこで祝福ととこしえに及ぶ命を定められた。(詩編133:1,3)
いと高きところには栄光、神にあれ。
地には平和、御心に適う人にあれ。(ルカ2:14)
主イエスがお生まれになった夜、天使たちは「地には平和、御心に適う人にあれ」歌いました。平和と言っています。主イエスがお生まれになった時代を世界史でひもとくと「ローマの平和」と呼ばれています。ローマ帝国の圧倒的な力によって周辺諸国との紛争は押さえられ、国内の内乱もとても少なく、安定した時代であったようです。
しかしその内実はどうでしょうか。主イエスがお生まれになったときには人口調査があったと伝えられています。権力者が租税するために、人々は移動を強いられました。名もなき若夫婦はそのために旅をしなければならず、旅先で出産することになりました。この小さな家族のための場所はベツレヘムにはありませんでした。大きな「ローマの平和」の陰に隠れるようにして、実は平和ではない人がいたのです。しかしこれはローマが特別に悪いというよりも、人間のすることの限界であるようにも思います。どういう国が作った平和であろうとも、人間の平和にはこういう限界があるのかもしれません。
神さまが作ってくださる平和はそれとは違っています。乳飲み子が飼い葉桶に寝かされるところに生まれる平和です。やがてその人が力なく十字架にかけられるところに打ち立てられる平和です。キリストの平和はこの世の国が作る平和ではありません。
地には平和、御心に適う人にあれ。この言葉の実現は、もう一つの賛美と一緒にでないと実現しないのでしょう。「いと高きところには栄光、神にあれ。」神の栄光が輝き、私たち人間が神の御前に膝をかがめてこのお方を礼拝するとき、十字架のキリストを見上げて拝むとき、そこにこそ真の平和が実現するのです。