2020年3月5日木曜日

2020年3月5日(ヘブライ人への手紙5)

ヘブライ人への手紙5;
4:14で「偉大な大祭司、神の子イエス」と言っていました。イエスは大祭司。大祭司とは何をする存在なのか。「大祭司は皆、人々の中から選ばれ、罪のための供え物やいけにえを献げるよう、人々のために神に仕える務めに任命されています。」大祭司は、私たちの罪のための供え物を神に献げる存在です。イエスが、この大祭司の務めを果たしてくださる。最初の大祭司はモーセの兄アロンでした。アロンは神に召されて大祭司という光栄ある務めに就きました。「同じようにキリストも、大祭司となるという栄誉をご自分で得たのではなく、こう言われた方がお与えになったのです。『あなたは私の子、私は今日、あなたを生んだ。』」神がキリストを大祭司としてお立てになった、と言っています。
キリストという大祭司は「罪のための供え物やいけにえを献げ」てくださいます。この「罪のための」という言葉を、改めて味わいたいと思いました。私たちは自分が間違いを犯したり信仰をゆるがせにしてしまうことを、単に自分が弱いからだと考えがちです。しかしそれは、事柄の矮小化なのだと、この言葉を読んで思いました。問題の本質は罪です。神様に向かって生きることをやめてしまうなら、それこそが私たちの罪なのではないでしょうか。キリストは、私たちの罪のための供え物やいけにえを献げてくださいます。
罪のための供え物やいけにえについては旧約聖書の特にレビ記に詳しく書かれています。旧約の時代には動物を献げていました。しかし、キリストはご自身を供え物にしてくださいました。私たちの罪が神の前で赦されるために。ご自分の、私たちと同じもろくて崩れやすい肉体を神に献げてくださったのです。
「キリストは、人として生きておられたとき、深く嘆き、涙を流しながら、自分を死から救うことのできる方に、祈りと願いとを献げ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみを通して従順を学ばれました。そして、完全な者とされ、ご自分に従うすべての人々にとって永遠の救いの源となり、神によって、メルキゼデクに連なる大祭司と呼ばれたのです。」
キリストはご自分の苦しみを通して私たちのための大祭司となられ、私たちのために、今日も神に執り成してくださっています。

2024年4月25日の聖句

救いは主のもの。 あなたの民の上に祝福を。(詩編3:9) イエスは手を上げて彼らを祝福された。(ルカ24:50) 主イエス・キリストは復活して40日間弟子たちと共におられ、その後、天に昇って行かれました。その時、主イエスは手を上げて弟子たちを祝福し、その恰好のままで天に上げられて...