2025年10月9日木曜日

2025年10月9日の聖句

(アブラハムへの主の言葉)地上のすべての氏族はあなたによって祝福される。(創世記12:1,3)
信仰による人々は、信仰の人アブラハムと共に祝福されるのです。(ガラテヤ3:9)

今日の新約の御言葉はガラテヤの信徒への手紙です。恐らくこの手紙を最初に受け取って読んだ人たちの驚きは私たちには計り知れないのではないかと思います。ここに出て来る「アブラハム」との距離が私たちよりもずっと近いからです。
アブラハムは「すべての信じる者の父」と呼ばれています。神さまがアブラハムにご自身を示し、語りかけ、新しい歩みへと導き出した。それがすべての始まりでした。旧約聖書の信仰は、神がアブラハムと結んだ契約が彼の子孫にもたらされるという約束を巡る信仰です。私もアブラハムの子、私たちもアブラハムと同じ信仰に生きている。それがアブラハムの子孫であるユダヤ人の誇りでした。
ガラテヤ教会は異邦人たちの教会です。かつてパウロがここを訪れ、その後、エルサレムからやって来た別のユダヤ人キリスト者たちから教えを受けていた。パウロの後に来た人たちはガラテヤの人々に、神を信じるならばキチンと割礼を受けてユダヤ人の仲間入りをして、アブラハムの子としての祝福に与るように、と教えました。ユダヤ人のしるしである割礼こそ、神がアブラハムと結んでくださった契約の民となる道だと教えたのです。
ところがパウロは、それは間違っているとこの手紙に書いています。アブラハムに神が下さった祝福は、割礼を受けたユダヤ人だけのものではない。すべての信じる者に与えられた祝福に他ならない。そこには「割礼」は必要ない。神は私たちに信じることを求めておられる。「信仰による人々は、信仰の人アブラハムと共に祝福されるのです。」
そう聞いたガラテヤ教会の人々は驚いたと思います。私たちがアブラハムの祝福を頂くためには何の条件も行いも必要ない。主イエスこそ私たちの王メシアで、私たちはイエスが宣言した神の国に招かれていることを信じ、このお方の招きに応える。それが神の求めておられる信仰です。私たちも信仰によってアブラハムの子とされ、アブラハムが頂いた祝福を受けている。神の国の民にして頂いているのです。

2025年10月13日の聖句

主はこう言われる。「あなたの痛みは癒えず、あなたの傷は治らない。(けれども)私があなたの傷を治し、打ち傷を癒やそう。」(エレミヤ30:12,17) あなたがたも知っているように、御子(イエス・キリスト)は罪を取り除くために現れました。御子には罪がありません。(1ヨハネ3:5) 「...