2017年2月5日日曜日
マルコによる福音書第8章1から10節「パンは異邦人にも届けられて」
主イエスが言われます。「群衆がかわいそうだ。もう三日もわたしと一緒にいるのに、食べ物がない。空腹のまま家に帰らせると、途中で疲れ切ってしまうだろう。中には遠くから来ている者もいる。」そして、7つのパンと少しの小さな魚をもって4000人の人を食べさせ、彼らは満腹になりました。これはイエス・キリストが「かわいそうだ」とおっしゃったことから始まった出来事です。「かわいそう」というのは「私はこの群衆を憐れむ」という言葉です。憐れみ、それは新約聖書が書かれたギリシア語では「腹が痛む」という字を書きます。群衆が疲れてしまうことを憐れんで、イエスが彼らに食べるものをくださいました。疲れている人、いませんか?気力を失っている人、いませんか?これはあなたのための物語です。あなたをご覧になったキリストは、あなたを憐れんで、すばらしいことをお始めになります。主イエスがご覧になったのが三日分の空腹だったということに興味を覚えます。主イエスにしてみたら、私たちが何を食べるかとか、そのための私たちの労苦だとか、私たちの生活だとかは、どうでも良い事ではありません。そこで喘いで疲れている私たちの呻きを憐れまれるのです。しかも、そこは「人里離れたところ」です。「荒れ野」という字です。きっと困難に囲まれていたり、神が助けてくださるなんて非現実的だとしか思えなかったりするような場所や状況の象徴なのではないかと思います。そんな私たちの荒れ野で、キリストは私たちを養ってくださるのです。今日はデノミネーション・サンデーと呼ばれる日曜日で、カンバーランド長老教会の誕生を覚える日です。カンバーランド長老教会は1810年に米国南部で誕生し、1877年に開国したばかりの日本へ宣教師を派遣しています。この時に送られた宣教師、ヘール兄弟は大阪、和歌山、三重などの山の中をわらじを履いて歩き回って宣教しました。その中で、兄のA.D.ヘールが開拓に関わった教会に山田教会という教会があります。この教会は伊勢神宮の前に位置します。日本人の心のふるさとであり、明治からの天皇を中心としたく荷造りの根幹をなした伊勢神宮。日本の中でも最も伝道困難な場所での伝道です。伊勢伝道に大きな貢献をしたのが、カンバーランドが派遣した女性の宣教師、ジェッシー・ライカーです。当地に幼稚園を作り、そこにはたくさんの子どもが来ました。山田教会の伊勢伝道でキリスト者になった多くの人がこの幼稚園の関係者だったそうです。私がこの林を今日思い起こしたのは、この主イエスに養われた4000人は、恐らく異邦人であったからです。この時主イエスはガリラヤ湖の西岸にいました。異邦人の地です。神を信じていなかった者たちに主イエスは伝道し、そこで出会った人たちの疲れ切った姿、気力を失っている姿をご覧になって、ご自分の腹を痛める思いで憐れみ、彼らを養ってくださいました。これまで神を知らず、何の関係もなく生きてきた者に、主イエスは熱い思いを向けられます。こうやって届けられた福音が、私たちのところにもやって来たのです。主イエスに養われるとき、私たちは独りぼっちではありません。そこには4000人の仲間がいます。いや、この群衆が、イエスに養われることで教会という家族に生まれ変わるのです。主イエスは私たちを養ってくださいます。ご自分の肉を裂いたパン、聖餐のパンによって。キリストの体を分かつ私たちは、一つなのです。
2026年1月14日の聖句
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