今日の通読箇所:使徒言行録28:1~15、歴代誌上1~2、箴言8:1~21
歴代誌上1~2;
今日から読み始める歴代誌は、最初の長い系図を終えると、ほとんどがサムエル記と列王記と同時代を扱っています。並行記事がとても多い。大きな違いは、南王国ユダがバビロンに破れて捕囚となりましたが、歴代誌はその捕囚が終わってから書かれた、ということです。列王記は捕囚が始まったばかりの時期までのことしか書かれていません。ですから、歴代誌は捕囚解放後に崩壊してしまった神の民を再建するために書かれたことが分かります。
そんな歴代誌の最初は、マタイによる福音書とは比べものにならないほど長い系図です。この系図の一つの特徴は、アダムから始まっている、という点です。つまり、アブラハムからではありません。イスラエル、神の民は、アブラハムの子であることを誇りとしていました。しかし、ここではアブラハムからではなくアダムから始めている。全人類の父から始めているのです。
その系図はまっすぐにダビデに向かっていきます。第2章に入るとイスラエルの12人の息子たち、さらに3節からはユダの系図。それも15節に登場するダビデまで、まっすぐに向かっていきます。そして18節以下はダビデに至る系図を直系とするならば、その傍系にあたるユダの家の系図が紹介されてます。
私たちは、ここに登場する人たちの名前をほとんど知りません。聖書でも特に名前が登場しない人がほとんどです。しかし、彼らも神の民の歴史を作っています。ダビデという一人の信仰者を与えてくださった神様が、アダムから始まる人類の歴史の主であり、また救い主であることをこの系図は物語っているのではないでしょうか。神を信じる者は、皆、この神の民の系図に名前が記されているのです。
2025年1月12日の聖句
今週の聖句: 神の霊に導かれる者は、誰でも神の子なのです。(ローマ8:14) 今日の聖句: 憎しみはいさかいを引き起こし、愛は背きのすべてを覆い隠す。(箴言10:12) 私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めの献げ物として御子をお遣わしになりまし...
-
さがみ野教会の皆さま おはようございます。 気持ちのいい、爽やかな秋空の朝を迎えました。お変わりなくお過ごしでしょうか。 明日14日の日曜日の礼拝は成長感謝礼拝(子ども祝福式)です。 讃美歌や説教などが子ども向けのものとなり、大人と子どもとが共に神さまを礼拝し、子どもたちへの祝福...
-
神によって私たちは力を振るいます。(詩編60:14) きょうだいたち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を、神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。(ローマ12:1) 今日の二つの御言葉がいっしょに掲げられているというのは本当に面白いなと思います。神によっ...
-
仲間に向かって平和を口にするが心には悪意を抱いている「神に逆らう者」いる。しかし、私は主を呼び求めます、と告白する。「至聖所に向かって手を上げ、あなたに救いを求めて叫びます。」新約の信仰に生きる者にとって、この至聖所はキリストがおられる「恵みの座」であり、我らは大胆にもそこに近...