2023年12月17日日曜日

2023年12月17日の聖句

今週の聖句:
主の道を備えよ。見よ、主なる神は力を帯びて来られる。(イザヤ書40:3,10)

今日の聖句:
神は人ではないから、偽ることはない。人の子ではないから、侮ることはない。(民数記23:19)
(パウロの手紙)神は真実な方です。だから、あなたがたに向けた私たちの言葉は、「然り」であると同時に「否」であるというものではありません。私はシルワノとテモテが、あなたがたの間で宣べ伝えた神の子イエス・キリストは、「然り」と同時に「否」となったような方ではありません。この方においては「然り」だけが実現したのです。(2コリント1:18~19)

神は真実な方。偽ることも、侮ることもない方。「然り」だけが実現したのであって、「然り」と同時に「否」ということなどはない、と言います。私たちの周りに溢れている言葉はそうではありません。「然り」と言いながら「否」と言い、「否」と言いながら「然り」と平気で言います。不真実な言葉が溢れています。
以前、本で「ダブルバインド」という言葉を知りました。バインドというのは、拘束とか束縛という意味です。二重の拘束。例えばこのようなことです。普段は自分で考えて行動しなさいと言っておきながら、実際に相手が自分の価値観から外れたことをすると厳しく怒る。あるいは「分からないことがあったら聞いて」と言っておきながら、実際に尋ねられると「そんなことも分からないのか」と怒られる。そういう矛盾した二つの命令をダブルバインドと呼ぶ。これをされてしまうと、相手はどうやっても怒られるしかないので、自分で考えたり判断したりすることを放棄し、相手に怒られないために唯々諾々と言うことを聞いたり、ご機嫌を取るしかなくなってしまいます。親と子の間でも、上司と部下との間でも、力関係がある人間関係であればどこででも起こりうる現象です。これは「然り」と「否」が同時に語られている。不真実な言葉です。
主イエスさまはそのようなお方ではない。キリストは「然り」を実現してくださった。神の大いなる「然り」を。私たちの存在そのものへの「然り」です。「あなたは生きていていい」という「然り」です。私たちの「否」、つまり罪を打ち破り、大いなる「然り」をもって赦し、包み、新しく生かしてくださる。このような主イエス・キリストの真実が私たちを救うのです。

2024年5月8日の聖句

(主は)私の口に新しい歌を、我らの神への賛美を授けてくださった。(詩編40:4) あなたがたは、心の霊において新たにされなさい。(エフェソ4:23) 主が、新しい歌を授けてくださった。すてきな言葉です。「主に、新しい歌を」とは言っていません。主が私の口に新しい歌を授けてくださった...