2025年12月22日月曜日

2025年12月22日の聖句

災いだ、自分のものでないものを増し加える者は。
いつまで続けるのか。(ハバクク2:6)
(イエスの言葉)ごく小さな事に忠実な者は、大きなことにも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は、大きな事にも不忠実である。(ルカ16:10)

主イエスはたくさんの譬え話を話してくださいました。それはとても分かりやすいとも言えますが、見方を変えると不可解な点もたくさんあります。例えば、野に残された99匹の羊とか、家にいた兄息子とか。そんな不可解な話の中でもある意味最高峰とさえ言えるのではないかと思われるのが、今日の話です。ここで主イエスは、金持ちの財産の管理をしていたある管理人の話をなさいます。この人は実は主人の財産を無駄づかいしており、そのことが発覚してしまった。会計報告を出すように要求される。このままでは不正が明るみに出て、仕事を失ってしまう。そこで、管理人は主人に借金している人を呼び出し、証文を書き換えさせて借金を勝手に減免した。今のうちに恩を売って、仕事を失ったときに面倒を見てもらうためです。そして、主イエスはおっしゃいます。「主人は、この不正な管理人の賢いやり方を褒めた。」かなり不可解で奇妙な話です。主イエスは不正を勧めておられるのでしょうか?
「ごく小さな事に忠実な者は、大きなことにも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は、大きな事にも不忠実である。」主イエスはこの譬え話の最後にいたってそのようにおっしゃいます。ここで主がおっしゃる「小さな事」というのは、不正な富のことです。不正な富に忠実でなければ、誰も真実なものを任せない、と言われるのです。
私たちが持っているものは、実はどれも自分のものではないのかもしれません。それはただ神から与っているだけであって、それを管理しているに過ぎないのかもしれない。そうだとしたら、神から任されたもの、自分のものではないものに忠実でなければ話にならないというのは、私たちの生きる上でのすべてのものに対する言葉なのかもしれません。私たちの手に今あるものをどのように用い、私たちは生きていくのか。少し立ち止まって考えてみるというのは、意味のあることではないでしょうか。

2025年12月22日の聖句

災いだ、自分のものでないものを増し加える者は。 いつまで続けるのか。(ハバクク2:6) (イエスの言葉)ごく小さな事に忠実な者は、大きなことにも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は、大きな事にも不忠実である。(ルカ16:10) 主イエスはたくさんの譬え話を話してくださいました。...