2019年2月28日木曜日

2019年2月28日その1(レビ記14〜15)

今日の通読箇所:ローマの信徒への手紙16、レビ記14~15、詩編69

レビ記14~15;
今日の箇所は、読んでいてあまりいい気持ちがない箇所であるかもしれません。何らかの皮膚の病や家屋に生じたカビについても、男性の精液の漏出、女性の月経、すべて、不可抗力です。生きている以上、無縁で過ごすことはほとんど不可能です。しかし、そのようなことのためにも、清めのための礼拝が定められていました。「これは規定の病を患っていた人が清められるときの指示である(14:1)」と言って、どういうささげ物をして神を礼拝するのか、細かく定められています。
こういうところを読んで驚くのは、神様は、私たちの最もプライベートな領域にも関心を持っておられるということです。皮膚は、普段はあまり人目につきません。家屋でカビが生じる場所も、お客さんは直接目にしないような物陰です。性にまつわる第15章は、言うに及ばずでしょう。そういう話は普通人前ではしないものですし、むしろ秘匿すべきであるのかもしれません。
しかし、神様はそういう私たちの一番プライベートな領域に関心をお持ちです。そして、そういう場所で神様が聖なるお方であることを私たちが学ぶようにと願っておられるのです。私たちには生きている限り汚れは不可避です。しかし神は聖なる方。ですからキリストは、私たちのプライベートな部分も贖って神様のものとしてくださったのです。つまり、神に与えられた清い宝だということです。私たちの心も体も、あるいは部屋の人目につかない片隅にも目を向けていてくださる方は、私たちの髪の毛一筋をも覚え、私たちが生きるために必要なものをすべて備えていてくださいます。

*聖書通読日課表は366日での通読日課ですので、2月29日の分も指定されています。今年は平年ですので、29日の分は後刻配信いたします。

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