今日の通読箇所:ルカによる福音書13:1~21、士師記13~14、詩編141
士師記13~14;
士師サムソンは、母の胎に宿る前から神に特別に選ばれた人でした。神の使いがサムソンの母となった女のところに来て言ったのです。「あなたは不妊の女で子を産んだことがなかったが、身ごもって男の子を産むだろう。今後はぶどう酒や麦の酒を飲まず、汚れたものを一切食べないように気をつけなさい。あなたは御語持て男の子を産むからである。その子は頭にかみそりを当ててはならない。その子は胎内にいるときからナジル人として神に献げられているからである。この子は、イスラエルをペリシテ人の手から救い始めるだろう(13:3~5)」。
ナジル人については民数記6に詳しく書かれています。特別に主に誓願を立てた者です。サムソンは生まれながらのナジル人として神様に選ばれた人でした。彼のライオンにも勝る怪力も、そのために神に与えられた力です。
ところが、このサムソンという人は、油断の塊のような人でした。あるとき、サムソンはペリシテ人の女を好きになります。当時のイスラエル人にとっては自分たちを抑圧する敵でしたが、そんなことは何ら気に掛けてもいません。彼女と結婚し、結婚式である謎かけをします。どうしてもそれが解けない出席者たちは新妻を調略し、サムソンに答えを聞き出させる。彼は新妻の涙に根負けして、答えを教えてしまいました。結局、彼は謎かけの賭に負けてしまった。それに怒って、婚宴の客を殺してしまいました。
サムソンは、すばらしい力を与えられていながらそれを賢く用いることも、使命感を持って同胞を助けることもなかったようです。しかし、そんなサムエルを用いて神様の御業は進んでいく。その続きは、また明日読みたいと思います。
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