2019年5月26日日曜日

2019年5月26日(サムエル記上17)

今日の通読箇所:ルカによる福音書22:1~23、サムエル記上17、ヨブ記6

サムエル記上17;
イスラエルとペリシテとの戦。両軍は陣を敷き、相対していました。するとペリシテから身長三メートルにも達しようという巨大な男ゴリアトが現れ、イスラエル軍を挑発します。「おまえたちの中から誰か一人を選んで、私の方へ下りて来させよ。もしその者が私と戦って、打ち負かすことができたなら、我々はお前たちの奴隷となろう。しかし、もし私がその者を打ち負かしたなら、お前たちは奴隷となって、我々に仕えるのだ(8~9節)」。イスラエルの人々はこの言葉を聞いておののき、恐れました。
兄のためのお弁当を届けに来た少年ダビデも、ゴリアトの挑発を耳にします。そして、イスラエルの人々が彼を恐れて誰も戦おうとしないのを見て、憤慨します。彼はサウル王の前に出て言います。「ライオンの手、熊の手から私を救い出してくださった主は、あのペリシテ人の手からも、私を救い出してくださいます(37節)」。こうして、イスラエルの代表としてダビデがゴリアトの前に立ちました。
ゴリアトは、ダビデを見て侮ります。ダビデを見た目で判断したのです。しかしダビデは羊飼いの石投げとたった一つの石でゴリアトを打ち負かし、その首を取ったのです。
ダビデは終始一貫して、目に見えない神様を見ていました。ゴリアトに彼は言います。「お前は剣や投げ槍で私に向かって来るが、私はお前が挑発したイスラエルの戦列の神、万軍の主の名によって、お前に立ち向かう。今日、主はお前を私の手に渡される(45節)」。ダビデは目に見えるところで判断するのではなく、目に見えない神の力を信じ、信頼し、依り頼んでいたのです。だから、彼は勇敢でした。
ダビデに対する周囲の評価は、極めて低いものでした。兄たちは、ダビデのよこしまな野心だと言います。サウルは少年に過ぎないと言います。ゴリアトは羊飼いの格好をした少年を見て、自分は犬かと行って彼を嘲ります。42節を見ると、「彼が容姿端麗で、血色の良い少年だったので侮った」とあります。サウルが見出されたときは、その美男子ぶりは高評価につながりましたが、ダビデは逆に侮りの材料になるだけでした。しかし、ダビデ自身は、目に見えるところで物事を判断する人ではなかったのです。神を信じ、神に従い、神を畏れていた。だから、他の何者をも恐れなかった。私たちも、同じ信仰が与えられているのです。

2024年12月22日の聖句

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