2019年6月30日日曜日

2019年6月30日(列王記下3〜4)

今日の通読箇所:使徒言行録19:21~41、列王記下3~4、ヨブ記42

列王記下3~4;
エリシャの預言者としての活動について記録しています。当時、イスラエルの王はヨラムという男でした。彼はアハズヤの弟、つまりアハブとイゼベルの息子でした。彼も主に背いていましたが、父母ほどではなかったようです。ヨラムの治世にモアブと戦いました。ヨラムはユダの王ヨシャファトとエドムの王に救援を求め、三国連合でモアブと戦った。ところが途中で水が尽き、どうすることもできなくなってしまった。信仰者であったヨシャファトの提案によって、エリシャの所へ行って助けを求めます。
ヨラムとエリシャは、これまでのアハブとエリヤを考えれば分かるとおり、敵対していました。「私はあなたと何の関わりがあるのですか。あなたの父の預言者や、あなたの母の預言者のところへ行ってください(3:13)」。しかし、ヨラムが絶望しているのを見て、エリシャは彼のためではなくヨシャファトの顔を立てるために、彼らのために預言をしました。エリシャの言葉によって、彼らはこの戦いをしのぐことができました。
他にも、たくさんの奇跡をエリシャは行った。その記録が第4章に記されています。貧しい預言者仲間の妻であるやもめを助けました。小瓶に入っている油を増やした。シュケムに住んでいた裕福な女とその夫との間にエリシャの言葉のとおりに男の子が生まれました。しかしその子は数年後に突然死んでしまった。エリシャはその子を生き返らせるという奇跡を起こしました。さらに、預言者の仲間たちと一緒に食べた鍋の煮物に入っている毒草の毒を取り除きました。そして、パンを増やして、皆が食べきれないほどになりました。
これらの奇跡は、エリシャがエリヤを見送ったときの願いに基づいています。あのとき、彼は願いました。「どうかあなたの霊の二倍の分け前をくださいますように(2:9)」と。エリシャの預言活動の中で行った数々の奇跡は、神が与えてくださった霊の賜物だということなのだと思います。これらの徴(しるし)は、神の言葉の力の象徴です。働き手がエリヤからエリシャに代わっても、神が御言葉を語り、出来事をつくっていくという神様の御業は変わりません。私たちも、聖書を通しておなじみ言葉の出来事に与っているのです。

2024年4月19日の聖句

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