2019年7月29日月曜日

2019年7月29日(歴代誌下5〜6)

今日の通読箇所:エフェソの信徒への手紙4、歴代誌下5~6、箴言24

歴代誌下5~6;
主の神殿の一番大切な場所は、至聖所。そこには主の契約の箱が安置されています。園はこの中には、二枚の石の板だけが入っています。十戒です。ですから、神殿の中心には、神様の言葉が刻まれた板がある、ということになります。鏡や珠、剣などをご神体としてまつるのではない。箱や板を神として拝むのではない。そこに刻まれた神の言葉を聞き、神を礼拝し、その言葉をもって語られる神のご意志に従って生きる。それが、ソロモンの時代から今日まで続く礼拝の姿です。
第6章は、ソロモンによる神殿奉献の祈りです。列王記にも同じ場面でのソロモンの祈りが記録されていましたが、改めて歴代誌で読み直してみて、思いました。この歴代誌は、イスラエルの民がバビロンに戦争で敗れて捕囚となり、それから解放された頃に書かれたものです。つまり、自分たちが散々神に背き、その結果、今こうして祖国は崩壊し、信仰共同体も瓦解してしまった。「あなたに罪を犯したため、あなたの民イスラエルが、敵に打ち負かされたとき、立ち帰って御名をたたえ、この神殿で祈り、憐れみを乞うなら、あなたは天からそれを聞き、あなたの民イスラエルの罪を赦し、彼らとその先祖にお与えになった土地に彼らを帰らせてください(6:24~25)」。この祈りは、歴代誌の最初の読者には本当に強い思いをかき立てられるようなものであったに違いありません。そして、それは私たちも同じはずです。主よ、私たちの祈りを聞き、主イエスの御名のゆえに罪を赦してください。私たちもそう祈るのです。
第6章の最後の祈りが、私の心に残りました。「神である主よ、今、立ち上がってください。あなたご自身も、その力の箱も、あなたの憩いの場にお進みください。神である主よ、あなたの祭司たちが、救いの衣をまとい、あなたの忠実な人々が、恵みの内に喜びますように。神である主よ、あなたが油を注いだ人を拒まず、あなたの僕ダビデに約束した慈しみを、思い起こしてください(41~42節)」。私たちも、同じ約束に加えられた神の民の一員。神への感謝と信仰を持って、今日という日を歩んでいきましょう。

2024年4月23日の聖句

神の道は完全。(詩編18:31) (イエスの言葉)「神の国は次のようなものである。人が地に種を蒔き、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。地はおのずから実を結ばせるからだ。」(マルコ4:26~28) 福音書記者マルコは主イエ...