2020年10月10日土曜日

2020年10月10日(ペトロの手紙一1)

ペトロの手紙一1
「あなたがたは、終わりの時に現されるように準備されている救いを受けるために、神の力により、信仰によって守られています。それゆえ、あなたがたは大いに喜んでいます。今しばらくの間、さまざまな試練に悩まなければならないかもしれませんが、あなたがたの信仰の試練は、火で精錬されながらも朽ちるほかない金よりはるかに尊く、イエス・キリストが現れるときに、賞賛と栄光と誉れをもたらすのです。」

あなたがたは、信仰によって守られています!私たちは守られている。私たちをあらゆる攻撃から守る盾、雨から守る屋根、風から守るコートがある。信仰によって、私たちは守られています。「信仰」という字は、とてもうれしい字です。「信じて、仰ぐ」と書きます。信仰は「信心」ではありません。私たちの信じる心が問題なのではない、信じる力が問われているのではありません。信じて、仰ぐ。私たちはキリストを信じ、キリストを仰ぐ。ただ仰ぐだけです。キリストはご自分を信じ、仰ぐ者を守ってくださいます。私たちの信じる力が守るのではなく、キリストが私たちを守ってくださいます。
私たちは、今しばらく間、さまざまな試練に遭うことでしょう。しかしそういう時に、信仰が私たちを守ってくれる。他に、一体何が私たちを守りうると言うのでしょうか?
「あながたがは、キリストを見たことがないのに愛しており、今見てはいないのに信じており、言葉に尽くせないすばらしい喜びに溢れています。それは、あなたがたが信仰の目標である魂の救いを得ているからです。」
とてもおもしろい言葉です。あなたがたは、信仰の目標である魂の救いを得ている。目標というのは、普通はまだ得ていないもののことです。もう得ていたら目標にはなり得ない。ところが、魂の救いは信仰の目標でありながら、もう既に得ているのです。私たちは今もう救われているし、そしてその救いを目指して、主イエスを信じて生きています。信仰に守られて。
今もなお困難な日々が続きます。キリストは、私たちを守っていてくださいます。私たちも、私たちの言葉も営みも、すぐに変わったりなくなったりしてしまう儚いものでしかない。しかし、「草は枯れ、花は散る。しかし、主の言葉は永遠に変わることがない」のです。これこそ、私たちが聞く福音です。永遠に変わることのない神の言葉は、私たちのための救いを告げるキリストの言葉なのです。

2024年4月19日の聖句

ノアは、すべて神が命じられたとおりに果たした。(創世記6:22) (イエスの言葉)「私のこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。」(マタイ7:24) 風水害や地震などの自然災害の多い場所に住んでいると、今日の主イエスの言葉はよく分かります。「岩の...