2021年4月13日火曜日

2021年4月13日(詩編107)

詩編107
「主に感謝せよ。
まことに、主は恵み深い。
その慈しみはとこしえに。」
主に贖われた人々はそのように唱えよ。
主は、彼らを苦しめる者の手から贖い
国々の中から集めてくださった。
東から西から、北から南から。(1~3節)

この詩編には、何度も繰り返されている言葉があります。
「苦難の中で主に叫ぶと
主は彼らを苦しみから助けだした。」
この言葉が6節、13節、19節、28節に繰り返されています。さらに、もう一つあります。
「主に感謝せよ。その慈しみと
人の子らになされた奇しき業のゆえに。」
こちらは8節、15節、21節、31節に繰り返されています。この詩編は2節に「主は、彼らを苦しめる者の手から贖い」と言っているとおり、苦しむ神の民を神が救ってくださったと繰り返し証言している。その時に、先ほどの二つの句が繰り返されているという構造になっています。
例えば4節では「彼らは荒れ野をさまよい、不毛の地で人の住む町に至る道を見いだせず、飢え、また渇き、命は衰え果てようとしていた」とあります。私はこの言葉を読んで、ブラジルのマッタ・デ・サン・ジョアン教会で信仰者として生きた日住慎一さんを思います。希望を持って入植したブラジルのジョタカはほとんど不毛の地というべき場所で、最初は何の作物も実らないような、貧しい土地であったそうです。ブラジルは治安も悪いし、豊かなでもありませんでした。たいへんな苦労をした。そういう中でキリスト者であり高座教会のメンバーであった佐々木光雄さんと出会い、信仰に導かれていった。今、日住さんの農園は本当に豊かな作物を実らせています。「苦難の中で主に叫ぶと、主は彼らを苦しみから助けだした。」何よりも大きな助け、かけがえのない出会いは、神様ご自身が出会ってくださったことではないでしょうか。だから、教会で生き、神さまをたたえる人生を全うされたのです。「主に感謝せよ。その慈しみと、人の子らになされた奇しき業のために。」アーメン!

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