2021年9月29日水曜日

2021年9月29日の聖句

主は私を遣わされた。主が恵みをお与えになる年、私たちの神が報復される日を告知するために。(イザヤ61:1,2)
天使はマリアに言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいたのだ。」(ルカ1:30)

かつて、旧約の預言者たちが耳にした「主が恵みをお与えになる年」、主なる神様の救いの時。その時について、ヘブライ人への手紙を見るとこのように書いてあります。「この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て喜びの声を上げ、自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表したのです」。この人たちと書いてあるのは、アベルやエノク、ノア、アブラハム、イサク、ヤコブのような、旧約聖書に名前が書かれている信仰者たちのことです。彼らは神の約束を信じ、それを仰ぎ望んで生きていた、と証言しています。まさに、イザヤ書に書いてある「主が恵みをお与えになる年」を仰ぎ望み、そのことを希望として、この地上の旅路を生ききったのだ、と言っています。
主が恵みをお与えになる年。この主の恵みの年、救いの日を告げるために、今まさに神から遣わされた天使が一人の女性のところに来て言いました。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいたのだ。」ここから始まる神の恵みの偉大なドラマは、マリア一人のための恵みには留まらずに、私たちすべてのもののための大いなる恵みでした。私たちも、マリアと同じ神の恵みによって生かされています。
ですから、このマリアのための天使の言葉は私たちのための言葉でもあります。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいたのだ。」この「マリア」という呼びかけに、私たちは自分の名前を入れて聞くことが許されています。キリスト到来の恵み、神の子が来て私を救ってくださるという恵みは、この私のための恵みでもあるからです。
最近になって、コロナの検査で新規に陽性になる人の数が激減して、月が明ければ緊急事態宣言も解除と言うことで、社会の緊張感がずいぶんと緩まりました。みんな我慢を強いられていたので、当然だと思います。良いときは私たちの気持ちも晴れやかになるし、悪くなれば個々人の気分も塞ぎがちです。しかし、キリストの恵みは、私たちの気分には左右されません。良いときにも悪いときにも、キリストが私を救ってくださること、私たちが神の国の国民であることは、何ら変わりません。キリストの恵みが今日もあなたを生かしています。この恵みの圧倒的な事実によって、私たちは今日も旅を続けます。

2024年4月26日の聖句

神を畏れ、その戒めを守れ。これこそ人間のすべてである。(コヘレト12:13) (イエスの言葉)「第一の戒めは、これである。『聞け、イスラエルよ。私たちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の戒めは...