2021年11月13日土曜日

2021年11月13日の聖句

本当に、あなたは御自身を隠される神、イスラエルの神、救い主よ。(イザヤ45:15)
私たちの内に働く力により、私たちが願い考えるすべてをはるかに超えてかなえることができる方に、教会で、キリスト・イエスにあって、栄光が世々限りなく、とこしえにありますように。(エフェソ3:20~21)

本当に、私たちの信じる神様は御自身を隠す方です。私たちには神さまのお姿は見えません。それだけではない。神さまのこの世界に対する御支配は、私たちの目には隠れていて見えません。歴史で起きたいろいろなことを、多くの人は偶然だとか、人の思惑の成り行きだとか言うかも知れません。最近はおかしな陰謀論がずいぶんはやってきてしまいました。しかし一部の人や組織の思惑どおりに動くほど歴史は単純ではない。だからこそ、複雑なものを単純化しないと不安なのでしょう。強い言説に少なからぬ人が心を動かされてしまう。とにもかくにも、神さまの御支配は私たちの目に見えない。特に悲惨なことに直面したとき、神さまの支配への疑いや、神さまの慈しみへの不信が生まれます。
私は聖書を読むときによく思うのですが、聖書を書いた人や最初に読んだ人たちは、私たちよりもずっと深く辛酸をなめていました。イスラエルは聖書を読んでもずっと戦争が絶えなかった国ですし、僅かな一時期を除いてずっと弱小で蹂躙される側でした。内政も安定せず、貧しい人は貧しく、不正がまかり通り、弱い者が虐げられていました。聖書のほとんどの部分はそういう厳しい生活を背景に語られ、また聞かれました。神さまの御支配が全然見えない。神さまが一体何をしておられるのか、何を考えておられるのか分からない。そういう迷いの中で、聖書の言葉は聞かれました。
そんな時代を生きた信仰の大先輩の一人であるパウロは言います。「私たちの内に働く力により、私たちが願い考えるすべてをはるかに超えてかなえることができる方に、教会で、キリスト・イエスにあって、栄光が世々限りなく、とこしえにありますように。」目に見えない神さまのお力が、私たちの願いを超えて、私たちの内に働いてくださっている。その事実に驚き、神を賛美しています。私たちもこの賛美の群れに招かれています。私たちの内にも、同じ神さまが働いてくださっています。主イエス・キリストの恵みと祝福によって、今日も神さまがあなたを守ってくださいますように。

2024年4月25日の聖句

救いは主のもの。 あなたの民の上に祝福を。(詩編3:9) イエスは手を上げて彼らを祝福された。(ルカ24:50) 主イエス・キリストは復活して40日間弟子たちと共におられ、その後、天に昇って行かれました。その時、主イエスは手を上げて弟子たちを祝福し、その恰好のままで天に上げられて...