2022年9月27日火曜日

2022年9月27日の聖句

自分の神を知る者は強くなり、それにふさわしく行動する。(ダニエル11:32)
信仰によって、モーセは成人したとき、ファラオの娘の子と言われるのを拒んだ。(ヘブライ11:24)

モーセはヘブライ人の子でしたが、エジプトで生まれました。彼が生まれたころ、エジプトではヘブライ人の人口が増え、エジプト人たちは脅威を感じるようになってきました。そこでファラオはヘブライ人を奴隷にし、過酷な労働を課しました。しかしヘブライ人はますます増えていく。そこで、ファラオはいよいよヘブライ人を嫌悪し、男児が生まれたらすぐに殺すようにと助産師たちに命じたのです。ところが助産師たちは神を畏れていたのでファラオの命令に背いた。そこで、ファラオは次に全国民に対して、男児が生まれたらナイル川に放り込むように命じた。
そんなときに一人の男児が生まれました。母は生まれたばかりの我が子のかわいくて、川に放り込むことなんてできませんでした。パピルスでかごを作り、葦の茂みに置いた。するとそこへファラオの王女が水浴びに来て赤子を見つけ、不憫に思って自分で引き取って育てたのです。王女はその子にモーセと名前を付けました。こうしてモーセはヘブライ人でありながらエジプトの王女の子として育てられることになったのです。
しかし、やがて成長したモーセはその立場を良しとはしませんでした。「信仰によって、モーセは成人したとき、ファラオの娘の子と言われるのを拒んだ。」なぜか。同胞ヘブライ人たちがエジプト人らに過酷に追い使われているのを目の当たりにしたからです。自分一人がファラオの娘の子として、王宮で安穏と暮らしていることを拒んだのです。しかし、ここはエジプトです。ファラオの娘の子であれば、エジプト中のすべての富みは意のままであり、権力もあり、好き勝手に生きることができます。力のある立場です。ファラオの娘の子と呼ばれるのを拒むというのは、この世の力を手放すということです。モーセはそれらを手放しました。
「自分の神を知る者は強くなり、それにふさわしく行動する。」私たちは、信仰によって、モーセと同じようにこの世の力を手放すことができるのでしょうか。本当に大切なことは何か、本当に私たちの力になるのは何なのか。私たちは静やかな心で識別し、選び取りましょう。主を喜ぶこと、主に依り頼むこと、主を信じることこそ、私たちの力なのです。

2024年4月23日の聖句

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