2023年3月29日水曜日

2023年3月29日の聖句

すべての国々よ、主をほめたたえよ。
すべての国民よ、主をほめ歌え。(詩編117:1)
(五旬祭での人々の言葉)彼らが私たちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。(使徒言行録2:11)

五旬祭。旧約聖書では刈り入れの祭りとか七週祭といった名前で呼ばれています。ギリシア語で言うと「ペンテコステ」です。元は過越の祭りの50日後に祝われた祭りで、ユダヤの三つの大事な祝祭の一つでした。主イエスは過越祭の時に十字架にかけられ、復活なさいました。その50日後、弟子たちが集まって一つとなり祈っているところに神の霊が降った。
「五旬祭の日が来て、皆が同じ場所に集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から起こり、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、他国の言葉で話し出した。」
五旬祭はユダヤ人にとってはとても大事な祝祭です。ですから、各地から人々がエルサレムの神殿にやって来て礼拝をします。この当時、既にユダヤ人はユダヤ国内だけではなく周辺諸国一帯に散らばって生活をしていました。それぞれの場所で、普段はそれぞれの国の言語を話し、それぞれの文化の中で生きていた。ですからこの日に集まっていた人たちの多くはユダヤ人でしたが、母語はいろいろだったのです。そんな状況の中、聖霊を受けた弟子たちは「他国の言葉で話し出した」のです。集まった人たちは、自分たちの母語で神の偉大な業を弟子たちが語っているのを耳にし、びっくり仰天した。それが今日私たちが聖書から知らされている出来事です。
福音は、宣べ伝えられるべき言葉です。楽譜とよく似ています。楽譜はただ楽譜であるだけでは意味がない。楽譜は演奏されることを待っています。それと同じように福音も宣べ伝えられることを待っています。しかも、それぞれの心に届く言葉で。私たちのところにも日本語で福音を宣べ伝える人が来て、語りかけ、福音の言葉を届けてくださいました。そうして私たちのような世の果てにいる者たちも神をほめたたえています。私たちのところにまでキリストの良き知らせをもたらしてくださった神の霊の御業をあがめ、神を賛美しているのです。

2024年4月20日の聖句

私は必ずあなたを助け出す。剣に倒れることはない。あなたの命はあなたの戦利品となる。あなたが私を信頼したからであるーー主の仰せ。(エレミヤ39:18) イエスはその犯罪人に、「よく言っておくが、あなたは今日私と一緒に楽園にいる」と言われた。(ルカ23:43) 主イエスが十字架の上で...