2023年3月30日木曜日

2023年3月30日の聖句

天の下では、すべてに時機があり、すべての出来事に時がある。(コヘレト3:1)
イエスは十二人をそばに呼んで、彼らに話された。「ご覧なさい。わたしたちはエルサレムに上って行きます。人の子について、預言者たちを通して書き記されているすべてのことが実現するのです。」(ルカ18:31)

少し季節外れですが、クリスマスにはたくさんの讃美歌があります。その中でも「聞け、天使の歌」という讃美歌は特に私が好きな歌の一つです。このように歌います。「御子キリストこそ永遠にいます主。神の時満ちておとめに宿り、人となりたる神のみことば、インマヌエルの主、今宵生まれぬ。聞け、喜びの訪れの歌。」この「神の時満ちて」という言葉が特に好きです。主イエスさまは神の時が満ちて、一人のおとめに宿ってお生まれになった。私たち人間の営みの上では、いろいろな混乱が重ねられていました。神の民であるユダヤ人の数々の罪。ローマ帝国の支配。ヘロデ王の存在。本当にいろいろなことがあり、混乱し、私たちの世界はボロボロでした。しかし、私たちには混乱しか見えない世界の中に、神の時が満ち一人のおとめから神の子がお生まれになった。それがクリスマスです。
「天の下では、すべてに時機があり、すべての出来事に時がある。」神の時が私たちの人間の歴史や営みの中に突入し、新しい時を造り出している。キリストに出会うというのは、そういう出来事です。まさに「出来事」です。私たちを巻き込み、私たちを新しくし、私たちを神の御業の中で救う「出来事」。それが動くときが始まった。クリスマスに。キリストが十字架にかけられた日に。そして、キリストが墓から甦らされた朝に。その出来事は私たちのところにまで及んでいます。
そのために、飼い葉桶の中にお生まれになった方はエルサレムへと上って行かれました。私たちは十字架にかけられたキリストを仰いで、今日も祈りをします。私たちのための神の救いの出来事が始まっている「この時」を、祈りと信仰をもって生きるために。

2024年3月29日の聖句

ヤコブは、神が自分と語られた場所をベテル(神の家)と名付けた。(創世記35:15) 百人隊長や一緒にイエスの見張りをしていた人たちは、自身やいろいろの出来事を見て、非常に恐れ、「まことに、この人は神の子だった」と言った。(マタイ27:54) 神が自分と語られた場所をベテル(神の家...