今週の聖句:
赦しはあなたのもとにあります。あなたが畏れられるために。(詩編130:4)
今日の聖句:
聞け、イスラエルよ。私たちの神、主は唯一の主である。(申命記6:4)
働きにはいろいろありますが、すべての人の中に働いてすべてをなさるのは同じ神です。(1コリント12:6)
今、「多様性」という言葉が盛んに語られています。さまざまな個性や背景や事情を持っている人がいることを重んじ、その多様なあり方を尊重しようという考えであると思います。それはとても大切なことで、「統一」とか「規律」とか言ったときに、それはしばしば多数の意見を当たり前として少数者に押しつけるということになりかねません。多様性が認められない社会は少数者にとっては恐怖そのものであると思います。
ただ他方ではこの言葉があまり良くない仕方で乱用されているようにも思います。自分の欲望を正当化するために「多様性」という言葉が使われている場合もあります。本来は、変えられないものや少数であるために侵害される尊厳を大切にするための考え方であるように思います。
今日の御言葉は、主なる神さまはただおひとりの神でいらっしゃるということを語っています。私たちは唯一の神を信じている。すべての人の内に働いておられるのは唯一の神。私たちはこのお方が限りない愛と慈しみ満ちておられる方でいてくださると信じています。そのことは私たちの社会に一体何をもたらすのでしょうか。私たちは少数者のあり方を尊重し、自分のために人の口を塞ぐのでもなく、私たちを今ある私に造ってくださった神を信じ従うために、この社会をどのように形成していくのか。私たちの生きるこの世界に何を寄与することができるのか。一人のキリスト者として、私たちにもそれぞれ問われているように思います。
赦しはあなたのもとにあります。あなたが畏れられるために。(詩編130:4)
今日の聖句:
聞け、イスラエルよ。私たちの神、主は唯一の主である。(申命記6:4)
働きにはいろいろありますが、すべての人の中に働いてすべてをなさるのは同じ神です。(1コリント12:6)
今、「多様性」という言葉が盛んに語られています。さまざまな個性や背景や事情を持っている人がいることを重んじ、その多様なあり方を尊重しようという考えであると思います。それはとても大切なことで、「統一」とか「規律」とか言ったときに、それはしばしば多数の意見を当たり前として少数者に押しつけるということになりかねません。多様性が認められない社会は少数者にとっては恐怖そのものであると思います。
ただ他方ではこの言葉があまり良くない仕方で乱用されているようにも思います。自分の欲望を正当化するために「多様性」という言葉が使われている場合もあります。本来は、変えられないものや少数であるために侵害される尊厳を大切にするための考え方であるように思います。
今日の御言葉は、主なる神さまはただおひとりの神でいらっしゃるということを語っています。私たちは唯一の神を信じている。すべての人の内に働いておられるのは唯一の神。私たちはこのお方が限りない愛と慈しみ満ちておられる方でいてくださると信じています。そのことは私たちの社会に一体何をもたらすのでしょうか。私たちは少数者のあり方を尊重し、自分のために人の口を塞ぐのでもなく、私たちを今ある私に造ってくださった神を信じ従うために、この社会をどのように形成していくのか。私たちの生きるこの世界に何を寄与することができるのか。一人のキリスト者として、私たちにもそれぞれ問われているように思います。