今日の通読箇所:マタイによる福音書5:1-20、創世記第4,5章、詩編第4-5編
創世記4~5;
カインが弟のアベルを殺してしまいました。弟への嫉妬のためです。創世記第4章の後半は、弟を殺して神様のもとからも家族のもとからも迷い出てさすらいの人になってしまったカインのその後、そして彼の子孫の系図です。
カインの六代後にレメクという人が生まれました。この人はあるとき言いました。「カインのための復讐が七倍なら、レメクのためには七十七倍。」カインは弟を殺し、さすらいの人になり、彼を憎む世界に生きた。しかし、そんな世界の中で彼の子孫は復讐を大きくしてしまう。憎しみや復讐がどんどん増大してしまう。なんだか、私たちの社会の姿をを映し出しているような気がします。
第5章には、もう一つの系図が登場します。アダムとエバ夫妻に、カインとアベルの弟セトが与えられた。その子孫の系図です。彼らも、生き、そして死んでいく。セトの四代後にエノクという人が生まれます。この人の最期について、聖書はこう言います。「エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。」私たちは憎しみが雪だるまのように増し、復讐が復讐を生む世界で生きています。私たち自身、簡単に憎しみに心を奪われます。それでも、私たちはこの世界の中で神と共に歩んでいます。神と共に歩むことが許されているし、実際、神は私たちと共に歩んでくださっています。私たちは憎しみに心を奪われるのではなく、神への信頼に自分をささげましょう。私たちは、この世界の中を歩んでいきます。神に取られるその日まで。
2025年11月4日の聖句
主の前を私は歩む、生ける者の地で。(詩編116:9) あなたがたも、自分は罪に対しては死んだ者であり、神に対してはキリスト・イエスにあって生きている者だと考えなさい。(ローマ6:11) キリスト・イエスは私たちのために死んでくださいました。しかも私たちが罪人であり、弱く、不敬虔で...
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1. ヨハネによる福音書は最後の晩餐の場面をとても長く書いている。全部で21章の福音書の内の5章、4分の一に近い。しかも、いわゆる受難週の記事の殆どがこの晩餐の場面だ。その最後の晩餐を覚える祈祷会をこの木曜日に献げている。キリストがしてくださったように私たちもするのだ。主が...
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さがみ野教会の皆さま おはようございます。 気持ちのいい、爽やかな秋空の朝を迎えました。お変わりなくお過ごしでしょうか。 明日14日の日曜日の礼拝は成長感謝礼拝(子ども祝福式)です。 讃美歌や説教などが子ども向けのものとなり、大人と子どもとが共に神さまを礼拝し、子どもたちへの祝福...
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(主の言葉)恐れるな、アブラムよ。私はあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きい。(創世記15:1) こうして、アブラハムは忍耐の末に、約束のものを得ました。(ヘブライ6:15) 「恐れるな。」神さまは私たちに語りかけてくださいます。「恐れるな!」 しかも、もったいないこ...