2019年5月1日水曜日

2019年5月1日(ヨシュア記19)

今日の通読箇所:ルカによる福音書8:1~21、ヨシュア記19、詩編126~127

ヨシュア記19;
すべての部族への土地の分配が終わりました。
「以上が、祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュア、親族の頭たちが、イスラエル人の諸部族のために、シロの会見の幕屋の入り口で、主の前において、くじで相続させた土地である。こうして彼らは土地の割り当てを終えた」(51節)。
土地の分配はくじで決められました。旧約聖書を見ると、しばしばくじで大切なことを決めるています。このときの神様の御心を尋ね求めるためのプロセスだったのでしょう。誰か意見の強い人の意向による支配だとか、有力者のご機嫌を伺う忖度だとかいう「人の支配」を退けて「神の支配」を確立するための方法だったのだろうと思います。
今は教会で大切な意志決定のためにくじを引くということはほとんどありません。今は代表者を選んで意志の決定を委ね、その人たちは時間をかけて丁寧に話し合い、神様の御心を尋ねて祈りながら教会の意志を決めていきます。今、神様は教会に聖霊を与えておられ、構成員それぞれに少しずつ御心を示し、それが話し合われることによって神様のご意志の総体が明らかになっていくと信じているからです。ですので、小会の牧師や長老が神の御心から外れた決定をしないように、へりくだって神様のご意志を求めていかれるように、祈ってください。私たちの教会が神に支配された教会であるように。

さて、ヨシュア記の土地分配では、ダン族が最後でした。ところが「ダンの一族の領土は彼らのものにはならず、ダンの一族は北上し、レシェムと戦ってこれを占領し、剣にかけて討ち、そこを所有地として住み着いた(47節)」。実はその土地はダン族に分配された後ペリシテ人に奪われてしまったのです。ダン族はこの後不遇な道をたどっていきます。次の士師記の後半にも再び彼らのエピソードが登場しますので、記憶のフックにかけておいて頂ければと思います。

2024年4月27日の聖句

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