今日の通読箇所:ルカによる福音書11:29~54、士師記8~9、詩編138
士師記8~9;
危機の時代になると、人々は得てして英雄を求めます。そして、士師ギデオンは、イスラエルにとって英雄だったのだと思います。「イスラエルの人々はギデオンに言った。『あなたが、あなたの子が、そのまた子が、私たちを支配してください』」(8:22)。英雄に治めてもらえば、自分たちの国は安定する、他の国から侵略されることがない。人々はそう考えたのです。
しかし、ギデオンは答えました。「私はあなたがたを支配しない。私の子もあなたがたを支配しない。主があなたがたを支配される」(8:23)。人間、人から祭り上げられれば調子に乗ってしまうものです。しかし彼はそうしなかった。主があなた方を支配されるのだ。罪の誘惑に対して、油断していなかったのです。
ところが、そんなギデオンにも罠があった。ギデオンは自分を担ぎ上げようとした人々に言います。「あなたがたに頼みたいことがある。めいめいの戦利品の耳輪を私に渡してほしい(24)」。そして、それをつかってエフォドを造り、自分の町においた。すると、「イスラエルのすべての人々がその場所を慕い、淫行に走るようになった(27)」。この場合の『淫行』は、偶像礼拝のことです。皆、ギデオンのしたことによって神様から離れてしまった。「このことはギデオンとその家にとって罠となった(27)」。
次の章に記されている、ギデオンの息子のうちの一人アビメレクがしでかしたことも、この罠と無関係ではないと思います。まことの神をすてた一族の振る舞いの結果だったのだろうと思います。アビメレクは軍人として、支配者としては優秀な人物でした。他の兄弟を殺し、人心を掌握し、外国を蹴散らした。ところが、彼は神に従おうという気がさらさらなかったのです。結局、彼は軍人としては意外な最期を迎えます。「彼が塔の入り口に近づき、火でこれを燃やそうとしたとき、一人の女がアビメレクの頭上に臼の上石を投げつけ、彼の頭蓋骨を砕いた(9:52,53)」。アビメレクもまた自分が敵を前にしていることを忘れ、油断していました。しかしその油断の根本は、神様の前に生きていることを忘れている、ということにあったのかもしれません。
2026年1月30日の聖句
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