2020年12月5日土曜日

2020年12月5日(ヨハネの黙示録5)

ヨハネの黙示録5
「あなたは、屠られて、その血により、神のために
あらゆる部族と言葉の違う民
あらゆる民族と言葉の違う民
あらゆる民族と国民の中から人々を贖い・・・」
「屠られた小羊こそ、力、富、知恵、権威
誉れ、栄光、そして賛美を
受けるにふさわしい方です。」

ヘンデルのメサイアは第53曲のWorthy is the Lambと、これに続くAmenいうコーラスで終わります。私はこのWorthyが大好きです。53曲もあるメサイアの中でも一、二を争うほどに。この曲の歌詞は今日私たちに与えられているヨハネの黙示録第5章からとられています。その血によって私たちを贖ってくださった、屠られた小羊。この小羊に、力、富、知恵、権威、誉れ、栄光、賛美が永遠にありますように。
屠られた小羊。ヨハネが天上で見た主イエスのお姿は、屠られた小羊のようだった。この方が玉座におられる方の手にある巻物を開くことができる。この世界で起きている苦難の現実には覆いが掛けられていて、秘められており、その深層を見極めることができない。しかし、屠られた小羊のような方がその封印を解くことがおできになる。そうすれば、この歴史の出来事の奥にある、神の御支配を知ることができます。だから、巻物の封印を解くことができる小羊への賛美が、ここで歌われているのです。
ここでの何より魅力は、主イエスが小羊のお姿で現れたことです。しかも屠られた小羊。エジプトから脱出するとき、過越の夜、イスラエルの人々は小羊を屠ってその地を家の戸の鴨居に塗り、その血を目印に災いが過ぎ越すという経験をしました。あるいは、祭司が礼拝において小羊を殺し、その血を流して、人々のための罪の贖いの礼拝を献げました。いずれにしても小羊の血が身代わりになって、私たちは神のものとして贖われる。主イエスの流した血が私たちを贖って、神のものとしてくださった。ヨハネはそういう主イエスのお姿を見たのです。
このお方こそ、永遠に最高の栄誉を受けるべきお方。それが私たちの賛美です。私たちはこのお方の前に膝をかがめ、声をそろえて賛美を献げます。このお方を礼拝するために、私たちは造られたのです。

2024年4月16日の聖句

私の神である主は、私の闇を光となしてくださる。(詩編18:29) これは我らの神の憐れみの心による。この憐れみによって、高い所から曙の光が我らを訪れ、暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、我らの足を平和の道に導く。(ルカ1:78~79) 主なる神さまの憐れみの心によって。これが...