2021年2月14日日曜日

2021年2月14日(詩編52)

詩編52
力ある者よ、なぜ悪事を誇るのか。
神の慈しみは絶えることがない。(3節)

神の慈しみは絶えることがない!私たちも、この言葉に「アーメン」と応えたい。心からそう願います。
日本聖書協会共同訳の訳注を見ると、この「絶えることがない」という言葉は、直訳すると「一日中」という意味なのだそうです。この直訳もまた素敵な言葉です。「神の慈しみは一日中。」今日というこの新しい一日、そのどんなときにも神さまの慈しみが私から離れるときはひとときもない。一日中、いつでも、神の慈しみは私を支えてくださっている。そのように告白するのです。
今、自分の前には力ある者が立ちはだかっています。悪事を企み、それを恥じるどころか誇っている。「あなたの舌は破滅を思いたくらむ」と言っています。人の心を蝕むような悪口や陰口、怒りに任せた裁きの言葉に覆われているのでしょうか。「それは刃物のように鋭く、人を欺く」とも言います。その言葉の刃に、私自身、とても傷つけられている、ということなのでしょう。
この詩編作者は、「神はあなたを打ち倒し、永遠に滅ぼされる」と言っています。自分で復讐するのではなく、神さまの手にお委ねすると言っています。1節の表題を見るとダビデがサウル王に追われているときの詩編とされています。ダビデは自分の命を狙うサウル王に手をかけるチャンスが何度かありましたがそれをせず、神さまの手に委ねていました。確かに、ダビデの生きたとおりの詩編です。
「私は神の家に生い茂るオリーブの木のように、代々とこしえに神の慈しみに信頼します」と言います。私たちが信頼するのは自分の復讐心や正義感ではなく、神さまです。怒りに燃えるとき、やり返したくなるとき、一泡吹かせたくなるときにこそ、神の慈しみに依り頼みましょう。神さまのはからないの中で生かされていることに気づきましょう。一日中、神の慈しみがあなたから離れることはないのです。決して。
今日も恵み深い神の御名による祝福があなたにありますように。

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