詩編87
「私はラハブとバビロンを
私を知る者として挙げる。
見よ、クシュとと共に、ペリシテとティルスも。
この者はそこで生まれたと。」
シオンについては
「この者もあの者もそこで生まれた」と言われる。
これを固く据えるのはいと高き方。
主はもろもろの民を数え上げる
「この者はそこで生まれた」と記すときに。(4~6節)
この詩編に登場するラハブというのは、私たちがよく知っているヨシュア記に登場する娼婦ラハブのことではありません。詩編89:11にも出てきますが、神話上の海の怪物のことのようで、ここでは特にエジプトを象徴しているようです。さらにクシュはエチオピアのことだそうです。エジプト、バビロン、クシュ、ペリシテなど、ここに出て来るのはどれもイスラエルの宿敵であり、なおかつ大きくて強い国々の名前です。
それらの国々について「この者はそこで生まれた」と言われています。この言葉は登録上の決まり文句なのだそうです。シオン、つまりエルサレムも同じように「この者もあのものもここで生まれた」と言われている。すなわち、エジプトも、バビロンも、クシュも、ペリシテとティルスも、そしてイスラエルとユダも、神が登録し、神が支配しておられる、ということであろうと思います。神さまがあらゆる民族や部族を覚え、数え上げ、神ご自身がそれらを据えられたのだ、というのです。
私たちが信じる神は全世界の主である方です。あらゆる人々を造り、異国や異教の人々をも数えておられる方。その方が、この私たちを据えてくださったのだ、とこの詩編は告白します。
主が礎を築いた都は聖なる山々の上にある。
主はヤコブのすべての住まいにまさって
シオンの門を愛される。
神の都よ
あなたの栄光が語られる。(1~3節)
とても大きなスケールの詩編です。私たちには想像も付かない神さまの途方もなく大きな手がこの私にも及んでいる。そのことに驚きつつ、神さまを賛美する祈りの言葉がこの詩編です。
「私はラハブとバビロンを
私を知る者として挙げる。
見よ、クシュとと共に、ペリシテとティルスも。
この者はそこで生まれたと。」
シオンについては
「この者もあの者もそこで生まれた」と言われる。
これを固く据えるのはいと高き方。
主はもろもろの民を数え上げる
「この者はそこで生まれた」と記すときに。(4~6節)
この詩編に登場するラハブというのは、私たちがよく知っているヨシュア記に登場する娼婦ラハブのことではありません。詩編89:11にも出てきますが、神話上の海の怪物のことのようで、ここでは特にエジプトを象徴しているようです。さらにクシュはエチオピアのことだそうです。エジプト、バビロン、クシュ、ペリシテなど、ここに出て来るのはどれもイスラエルの宿敵であり、なおかつ大きくて強い国々の名前です。
それらの国々について「この者はそこで生まれた」と言われています。この言葉は登録上の決まり文句なのだそうです。シオン、つまりエルサレムも同じように「この者もあのものもここで生まれた」と言われている。すなわち、エジプトも、バビロンも、クシュも、ペリシテとティルスも、そしてイスラエルとユダも、神が登録し、神が支配しておられる、ということであろうと思います。神さまがあらゆる民族や部族を覚え、数え上げ、神ご自身がそれらを据えられたのだ、というのです。
私たちが信じる神は全世界の主である方です。あらゆる人々を造り、異国や異教の人々をも数えておられる方。その方が、この私たちを据えてくださったのだ、とこの詩編は告白します。
主が礎を築いた都は聖なる山々の上にある。
主はヤコブのすべての住まいにまさって
シオンの門を愛される。
神の都よ
あなたの栄光が語られる。(1~3節)
とても大きなスケールの詩編です。私たちには想像も付かない神さまの途方もなく大きな手がこの私にも及んでいる。そのことに驚きつつ、神さまを賛美する祈りの言葉がこの詩編です。