2021年6月10日木曜日

2021年6月10日(詩編144)

詩編144
主よ、人とは何者なのか
  あなたがこれを知るとは。
人の子とは何者なのか
  あなたがこれを思いやるとは。
人間は息に似ている。
その日々はさながら過ぎゆく影。(3~4節)

人とは何者なのか、と驚きの声を上げています。主が知ってくださり、思いやってくださっているという事実に驚いています。人間は本来は息のように消えていく存在。小さな、本当に儚い、弱い存在です。
5節からのところを見ると、神さまがお造りになった自然世界が描写されています。山々、稲妻、大水。それらは本当に大きくて圧倒的です。ましてこのような世界を造り、支配しておられる神さまについては想像することさえできないほどの方です。そんな神さまが人を知り、人の子を思いやってくださる・・・。人間は小さく弱い、儚い存在に過ぎません。しかしその弱くて儚い人間は、神がこれを覚え、思いやってくださる存在でもあります。その恵みの事実に圧倒され、言葉を失っている。それがこの詩編なのではないでしょうか。
ですから言うのです。「神よ、私はあなたに新しい歌を歌おう」と。神さまをほめたたえ、賛美の歌を献げます。神さまがこの私のことをも心に止めてくださり、思いやってくださる恵みの事実に圧倒され、この口にはもはや賛美しか上ってこないのです。

幸いな者、このような民は。
幸いな者、主を神とする民は。(15節)

主を信じる者の幸い、それは神の恵みに圧倒されることです。圧倒的な恵みによって私たちを愛してくださる方に栄光と誉れがありますように!

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