2021年8月26日木曜日

2021年8月26日の聖句

お救いください、あなたの民を。祝福してください、あなたの嗣業の民を。永遠に彼らを導き養ってください。(詩編28:9)
あなたたちは、神がご自分のものとしてくださった民です。それは、あなたがたを暗闇の中から驚くべき光の中へと招き入れてくださった方の善き業を、あなたがたが広く伝えるためなのです。(1ペトロ2:9)

「永遠に彼らを導き養ってください」と祈っています。かつてエジプトの国で奴隷であったヘブライ人たち。神の民として、約束の地を目指して荒れ野を旅しました。その旅路を彷彿とさせる言葉です。
神さまは彼らのために、昼は雲の柱、夜は火の柱によってその道を導いてくださいました。どの道を進めばよいのかということだけではなく、留まるべき時には留まることを教え、出発すべき時にはそのことを教えてくださいました。このようにして私たちが毎日聖書の御言葉に聞いているというのは、私たちも同じように神さまの導きにあずかっているということにほかなりません。神さまは私たちを導いてくださる。
この旅路のために、神さまはマナというパンを与えてくださった。神さまは御自分の民を養ってくださいます。主イエスは私たちに「我らの日用の糧を今日も与えたまえ」と祈ることを教えてくださいました。この毎日の食卓を神さまが準備してくださっている、というとても現実的な信仰生活を、私たちは生きています。
神さまに導かれ、養われる神の民は、かつてのエジプトでは奴隷でした。その事実になぞらえて、ペトロは私たちはかつて暗闇の中にいた、と言います。しかし今は驚くべき神の光の中におかれている。今、私たちはキリストのもの。かつてはそうではありませんでした。暗闇の中にいた。それどころか暗闇の奴隷だった。暗闇の奴隷、罪の奴隷。そういう私が、神の光の中に招き入れられた。この言葉にはペトロの実感がこもっています。キリストと出会い、愛し、裏切り、それでもキリストの愛の中にいることを知らされたペトロの真心がこもった言葉です。
だからこそ、ペトロは言います。「それは、あなたがたを暗闇の中から驚くべき光の中へと招き入れてくださった方の善き業を、あなたがたが広く伝えるためなのです。」この私をも光の中に招いてくださっている。この神の驚くべき御業、光の御業を、あなたが広く伝えるためにあなたは招かれた。神さまが私たちを導いてくださっているこの旅路は、独りぼっちの旅ではありません。神さまと二人きりの旅でもありません。私たちは民となって、神の導きにあずかる。キリストの光の御業に共にあずかり、共に喜ぶ神の民に、私も今日招かれている。そして、あなたも!

2024年3月28日の聖句

正義は国を高める。罪は民の恥となる。(箴言14:34) イエスはそこを出て、いつものようにオリーブ山に行かれると、弟子たちも従った。目的の場所に来ると、イエスは弟子たちに、「誘惑に陥らないように祈りなさい」と言われた。(ルカ22:39~40) 主イエス・キリストは、この夜も「いつ...