2021年10月20日水曜日

2021年10月20日の聖句

主は言われた。「人の故に地を呪うことはもう二度としない。人が心に計ることは、幼いときから悪いからだ。」(創世記8:21)
実にすべての人に救いをもたらす神の恵みが現れました。その恵みは、私たちが不敬虔と欲を捨て、慎み深く正しく敬虔に生きるように教えます。(テトス2:11~12)

「人の故に地を呪うことはもう二度としない。人が心に計ることは、幼いときから悪いからだ。」これでは、原因と結果のつじつまが合っていません。「人の故に地を呪うことはもう二度としない」と言うのであれば、その理由は人が心に計ることがいくらかマシになっているからだとか、彼らが悔い改めたからだとか、そういうことでないと因果のバランスがとれません。それなのに、もう二度と地を呪わないのは「人が心に計ることは、幼いときから悪いからだ」と言われるのです。これでは因果が通らない。
「人が心に計ることは、幼いときから悪いからだ」という原因から出発するのであれば、もうこの地を滅ぼしてしまおうという結果を招くというのが理屈が通ります。道理を考えれば、悪いものは滅ぼそうとしかなりようがない。
この御言葉は、ノアの箱舟の最後のところで主なる神様がおっしゃったことです。洪水の後に「人の故に地を呪うことはもう二度としない。人が心に計ることは、幼いときから悪いから」と言われた。しかし、この話の最初はそうではありませんでした。最初、主なる神様は人が常に悪いことを心に思い計っているのを御覧になって、おっしゃいました。「わたしは人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけではなく、家畜も這うものも空の鳥も。わたしはこれらを造ったことを後悔する。」こうして、洪水が始まっていくことになります。
神さまが因果を正しく貫こうとされたら、私たちは滅ぼされるしかありません。神さまが正しく裁きをなさるのなら、私たちには生きることができません。ところが、神さまは、私たちが幼いときから悪いから、どうしようもなく悪に染まっているから、そんな私たちの故に地を呪うことはもうしないと言ってくださるのです。神さまが今地を滅ぼさないのは、私たちがいくらかマシになったからではありません。私たちが悪いから、神さまはそんな私たちを悪から救うために待っていてくださるのです。
「実にすべての人に救いをもたらす神の恵みが現れました。その恵みは、私たちが不敬虔と欲を捨て、慎み深く正しく敬虔に生きるように教えます。」私たちのための途方もない神の恵み。これだけが私たちを新しくします。私たちが神さまに向かっていることができるように、神さまの途方もない、計り知れない恵みが、生まれついて悪に染まっている私たちを新しくしてくださるのです。

2024年4月25日の聖句

救いは主のもの。 あなたの民の上に祝福を。(詩編3:9) イエスは手を上げて彼らを祝福された。(ルカ24:50) 主イエス・キリストは復活して40日間弟子たちと共におられ、その後、天に昇って行かれました。その時、主イエスは手を上げて弟子たちを祝福し、その恰好のままで天に上げられて...