2021年11月24日水曜日

2021年11月24日の聖句

あなたがたの中に毒草や苦よもぎの根があってはならない。(申命記29:17)
パウロは書いています:主が、互いの愛と、どんな人に対してもかわらない愛をあなたがたに育て、ますます豊かにしてくださいますように、私たちがあなたたたちにたいしてそうてしているように。(1テサロニケ3:12)

今、毎日私たちが読んでいる聖書日課は『日々の聖句』という小冊子に従っています。ドイツのヘルンフート兄弟団が発行しています。始まりは1731年で、もう300年近い歴史があるそうです。籤で定められた旧約聖書の御言葉に従って、新約聖書が決められます。今日のこの二つの御言葉の組み合わせはとても面白いと思います。
毒草や苦よもぎの根があってはならないと言って、すぐに新約の「主が、互いの愛と、どんな人に対してもかわらない愛をあなたがたに育て、ますます豊かにしてくださいますように」という御言葉につながっていく。そうすると、毒草や苦よもぎの根というのは、私たちの互いの愛を妨げるような根、ということになるのだと思います。
互いの愛。今週の日曜日に聞いた主イエス様のお言葉でも、やはり、このようにおっしゃっていました。「互いに愛し合いなさい。これが私の命令である。」主イエス御自身が私たちが互いに愛し合うことを求めておられる。「隣人を自分のように愛しなさい」という掟が、聖書が教える最も大切な戒めの一つだ、とも主イエスはおっしゃっています。互いに愛し合うこと、隣人を愛すること、主イエスは私たちにこのことを求めておられる。
互いへの愛を妨げる毒草や苦よもぎ、それは例えば妬みです。うらやましいという強烈な思いが、妬みを生み出す。あるいは嘘です。ちょっとしたごまかしとかいい加減さが、自分の手に負えなくなってしまう。人のものを自分のものにしてしまいたいという欲望も、時に強烈なものになります。神さまは、「父母を敬え、殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、隣人の家を貪るな」とお命じになりましたが、本当に人間の心を知り尽くしておられると思います。
思えば、「互いに愛し合いなさい」という命令は、そうやって「○○をするな」という命令をいくら重ねても重ねたりない私たちへの究極的な命令、しかも究極的に積極的な表現の命令す。するな、ではなく、愛せの一言。この「互いに愛しなさい」という一句に尽きるのです。そしてこのような愛は、神さまが私たちの内に育て、豊かにしてくださることによって、私たちの内にも現実になる。毒草も苦よもぎも、神さまが刈り取ってくださいます。神さまは私たちを愛の奇跡にあずからせてくださいます。

2024年12月26日の聖句

私が主、彼と共にいる彼らの神であり、彼らがわが民イスラエルの家であることを、彼らは知るようになるーー主なる神の仰せ。(エゼキエル34:30) 今日ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。(ルカ2:11) 天使が羊飼いたちに向かって宣言し...