2021年11月23日火曜日

2021年11月23日の聖句

恐れるな、シオンよ、あなたの手を下ろすな。あなたの神である主があなたと共におられる、強い救い主が。(ゼファニヤ3:16~17)
弟子たちは舟に乗り込んだが、その夜は何もとれなかった。しかしすでに夜が明けたころ、イエスが岸に立っておられた。(ヨハネ21:3~4)

「あなたの手を下ろすな」と言われています。この手は、祈りの手のことではないでしょうか。私たちの祈りの時の姿勢は、多くの場合、手を組んでうつむいてするということが多いと思います。しかし聖書を読むと、ユダヤ人たちは手を上げて、大きな声で祈っていたようです。「天にまします我らの父よ」という「天」は、物理的な意味で空の上の方ということではありません。しかし、やはり天にまします方に祈りを献げているのですから、手を上げて、顔を上に上げて祈るというのは自然なことのように思います。「あなたの手を下ろすな。」手を上げて、天におられる方に祈り続けよ!聖書は私たちにそう訴えかけます。
なぜなら、「あなたの神である主があなたと共におられる」からです。しかも、神である主は「強い救い主」です。私たちのために救いの御業を行ってくださる方は、強い方。断乎として私たちを救うために御業を進めてくださる。
しかし、神さまの強さは、私たちには意外な仕方で表されました。今日の新約聖書の御言葉は、主イエスが十字架にかけられ、復活した後の出来事です。神さまの強さがどうやって発揮されたのか?キリストは天の軍勢を率いて世を制圧したり、一瞬にして悪人を滅ぼしたりはなさいませんでした。むしろ悪人の手に打ち負かされるようにして十字架にかけられて、殺されてしまった。神さまの救いの御業は、キリストが殺されることで行われました。神さまは、私たちの誰よりも弱いものになることによって、私たちを救ってくださいました。そして、十字架にかけられたキリストが復活する。罪人の手で殺された方が再び生きることによって、神さまの強さが現れたのです。
私たちが手を上げて祈る方、「天にまします我らの父よ」と祈る方、天におられる最も偉大な神は、私たちのためにご自分の独り子を地のどん底に這いつくばらせてくださいました。神が誰よりも弱くなって、私たちを救ってくださったのです。だから、私たちはこの神の憐れみを信じて祈ります。この方は必ず私なんかの祈りも聞いてくださると信じて、私たちは祈るのです。

2024年4月27日の聖句

「私には罪がない」とか、「主の怒りは私から去った」とあなたは言う。「私は罪を犯していない」と言ったために、今、私はあなたに裁きをもたらす。(エレミヤ2:35) イエスよ、あなたが御国へ行かれるときには、私を思い出してください。(ルカ23:42) 十字架にかけられた一人の罪人が主イ...