2022年2月20日日曜日

2022年2月20日の聖句

主はイサクに言われた:あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。(詩編26:4)
兄弟たち、あなたがたはイサクのように約束の子です。(ガラテヤ4:28)

イサクはアブラハムの子、そしてヤコブの父です。神さまはアブラハムを選び、ご自分の祝福の基となさいました。アブラハムは神さまに呼ばれて旅を始めたときに既に75歳でしたが、子どもはいませんでした。ところがそのアブラハムに、神さまは何度も繰り返し「あなたの子孫に」と語りかけ続けます。やがて、神さまの約束の通りにアブラハムは息子を授かりました。それがイサクです。
神さまはイサクをも選び、ご自分の祝福の基となさいました。「あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。」イサク自身、神さまを信じ、神さまの約束によって生きていきました。アブラハムが出会った神とイサク自身も出会い、イサクも神さまを信じたのです。
しかし、イサクも父アブラハムとよく似て、決して完璧な人間ではありませんでした。失敗をたくさんしました。特に「あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる」という今日の御言葉を聞いたすぐ後にも失敗を重ねたのです。イサクと家族がゲラルという地方に住んだときのこと。イサクは妻リベカが美しく、土地の男たちが自分を殺して妻を我が物にすることを恐れて、彼女を自分の妹と偽りました。父アブラハムがしたのと同じ過ちを彼も繰り返した。リベカのことは神さまが守ってくださいましたが、それにしても、よりにもよって「あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる」という神さまの約束を聞いた直後に妻に犠牲を強いたのです。
アブラハムにしても、イサクにしても、あるいはその息子ヤコブにしても、それでも神さまが約束をなかったことにしてしまわなかったのは、憐れみ以外の何ものでもありませんでした。「これは駄目だ」と、彼らの振る舞いを見て諦めても仕方がないと思います。しかし、それでも神さまは忍耐し、赦し、隣人との関係に及ぼしてしまった傷を癒やし、彼らを育ててくださいました。それは、私たちも同じです。私たちも、ただただ神さまの憐れみによって赦され、隣人との間に神の憐れみを頂きました。ただ神様の憐れみによってだけ、私は生かされています。「兄弟たち、あなたがたはイサクのように約束の子です。」それは、ただただ神の愛と憐れみによってだけ生かされている、ということに他なりません。憐れみに満ちたキリストの御名が、ほめたたえられますように。

2024年4月26日の聖句

神を畏れ、その戒めを守れ。これこそ人間のすべてである。(コヘレト12:13) (イエスの言葉)「第一の戒めは、これである。『聞け、イスラエルよ。私たちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の戒めは...