2022年10月25日火曜日

2022年10月25日の聖句

主はヨナに言われた:あなたは怒っているが、それは正しいことか。(ヨナ4:4)
きょうだいたち、もし誰かが過ちに陥ったなら、霊の人であるあなたがたは、柔和な心でその人を助けなさい。あなた自身も誘惑されないように気をつけなさい。(ガラテヤ6:1)

主なる神さまは預言者ヨナに命じました。大いなる都ニネベに行き、その悪を悔い改めるように言え、と。ニネベはアッシリアの都です。アッシリアは預言者ヨナの祖国イスラエルを圧迫し、やがて滅ぼしてしまう超大国です。ヨナはニネベに行くのがいやだったので、正反対の方角にあるタルシシュ向かって旅を始め、舟に乗って逃げました。しかし嵐に遭い、魚に飲み込まれ・・・という旅を経て、ヨナは遂に神さまの命令に従ってニネベへ行ったのです。
そこでヨナは神さまが命じたとおりに人々に言いました。「あと四十日で、ニネベは滅びる。」人々はヨナの言葉を聞いて悔い改めました。すると「神は、人々が悪の道を離れたことをご覧になり、彼らに下すと告げていた災いを思い直され、そうされなかった」(3:10)のでした。
このためヨナは非常に不愉快になり、怒りました。そして神さまに訴えます。「ああ、主よ、これは私がまだ国にいたときに言っていたことではありませんか。ですから、私は先にタルシシュに向けて逃亡したのです。あなたは恵みに満ち、災いを下そうとしても思い直される方であることを私は知っていたのです。」ヨナにとっては神さまの慈しみも、ニネベの人々が悔い改めたことも、そのために神さまが裁きを思いとどまったことも、全部不満でした。憎きニネベの人々には、罪の中で破滅してほしかった。だからヨナは怒りました。死んだほうがましだと言いました。それほど怒っていた。そんなヨナに向かって、神さまは問いかけます。「あなたは怒っているが、それは正しいことか。」
ヨナの怒りは、私たちにもよく分かる怒りであるかも知れません。ところが神さまは、この後ヨナにおっしゃいます。「どうして私が、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。」それは当然だ、と神さまは言われます。あなたの敵であるこの都にも、たくさんの人や無数の家畜がいる。私は彼らを惜しく思う、と神さまは言われます。ヨナには、神さまがご覧になっていたものが見えませんでした。ニネベの人々を惜しむ神さまの御心が見えませんでした。自分の憎しみのために、見えなくなってしまっていました。神さまの慈しみは私たちからしたらあまりに果てしない・・・。
私たちの思いを超えた神さまの深い慈しみが、今日の私たちを生かしてくださっています。今日も祝福がありますように。

2024年4月24日の聖句

恐れるな、もはや恥を受けることはないから。(イザヤ54:4) 天使は女たちに言った。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。」(マタイ28:5~6) 「あの方は、ここにはおられない。」最初のイースターの朝...