2022年12月8日木曜日

2022年12月8日の聖句

男も女も皆、心が整えられており、このすべてのイスラエルの人々が主への献げ物を持参した。(出35:29)
あなたがた自身も生ける石として霊の家に築き上げられ、神に喜ばれる霊のいけにえをイエス・キリストを通して献げる、聖なる祭司になります。(1ペトロ2:5)

聖書の舞台になった時代、地域では、石を組み合わせて家を作っていました。そのイメージによって、ペトロは言います。「あなたがた自身も生ける石として霊の家に築き上げられ」る。たった一つの石があるだけではただの石ですが、それが大工によって組み合わせられると、人が住むことのできる家になる。私たちは組み合わされて「霊の家」になる、と言います。すなわち、教会になる。「教会」は教会堂の建物のことではありません。生ける石である私たちが組み合わされる共同体のことです。しかも、ただ単に私たちが集まっているだけでもない。私たちは、イエス・キリストという親石によって組み合わされています。キリストが私たちの礎石になって、私たちはこのお方によって一つの聖なる霊の建物となり、一つの教会になっている。
私たちはこの聖なる建物において、神に喜ばれる霊のいけにえをイエス・キリストを通して献げる聖なる祭司です。祭司は、民のために献げ物を神さまに献げる人たちです。旧約聖書を読むと、牛や羊や鳩などを献げる礼拝についてとても丁寧に規定されています。献げ物には、感謝の献げ物や和解の献げ物、償いの献げ物など、とてもたくさんの種類がある。神さまの御前に自分の歩みを振り返り、神さまへの真心を込めて献げる。ただ、いずれにしても、祭司は自分自身のためにそれをするのではなく、民のためにします。人々が神さまの御前に歩むことができるように、祈りを込めて献げ物をする。私たちの礼拝も、ただ私たち自身のためだけに献げるのではなく、私たちが共に生きる愛する人々のために献げます。神さまの御前に、私たちは隣人のために祈り、共に生きる仲間のための執りなしをするのです。
「男も女も皆、心が整えられており、このすべてのイスラエルの人々が主への献げ物を持参した。」この「心が整えられており」というのはとても良い言葉だと思います。私たちも心が整えられて、真心を主に献げ、愛をもって隣人のために祈りをしたいと願っています。

2024年4月25日の聖句

救いは主のもの。 あなたの民の上に祝福を。(詩編3:9) イエスは手を上げて彼らを祝福された。(ルカ24:50) 主イエス・キリストは復活して40日間弟子たちと共におられ、その後、天に昇って行かれました。その時、主イエスは手を上げて弟子たちを祝福し、その恰好のままで天に上げられて...