2025年3月6日木曜日

2025年3月6日の聖句

日の出る所から、日の沈む所まで、諸国民の間でわが名は大いなるものとされる。(マラキ1:11)
(イエスの言葉)「東から西から大勢の人が来て、天の国でアブラハム、イサク、ヤコブと一緒に宴会の席に着く。」(マタイ8:11)

ここには集中と広がりの両面があるのだと思います。
日の出る所から、日の沈む所まで。諸国民の間で。東から西から。大勢の人が来て。どれも、大いなる広がりの言葉です。日の出る所も沈む所も、私たちの目では捉えることができないほどの広がりを持つ言葉です。東の果ても西の果ても、そこにたどり着いたと思ってももっともっと奥に広がっている。しかし、そんな終わりのない地の果てから果てに至るまで、あらゆる人が神をあがめ、主なる神様のお名前を賛美する。
その人々は「天の国でアブラハム、イサク、ヤコブと一緒に宴会の席に着く」と主イエスはおっしゃいました。三人ともユダヤ人です。ユダヤ人の祖の名前です。旧約聖書を開いてみると、神様はアブラハムをお選びになって、「あなたとあなたの子孫にこの地を与える」と約束なさいました。それがアブラハムと神様との約束であり、ここにある具体的な関わりの中で、神の民の歴史が始まりました。私たちも、そういう歴史の中にあった具体的な約束に、信仰によって連なる者となった。それはとても大切なことであると思います。ですから、ここにはユダヤという具体的な神の民への集中が語られているのだと思います。
神様は、私たち人間の歴史の中で一つの民をお選びになりました。しかしその民に約束なさった神の福音は、日の出る所から沈む所に至るまでのすべての人のための約束です。キリストはエルサレムから始まって、ユダヤとサマリアの全土、地の果てに至るまで福音が宣べ伝えられる、と約束なさいました。私たちも、私たちのところに届けられた福音を信じている。私も神の民の一員にされる、という福音です。私たちも神の民として、神の約束にあずかっています。信仰によって参与しています。いや、私たちの信仰に先立って、神が私たちを選び出してくださいました。主イエス・キリストは、私たちを、この世界のすべての人のために救いに加え、東から西まで、あらゆるところでキリストの福音の証人としてくださっているのです。

2025年3月23日の聖句

今週の聖句: 鋤に手をかけてから、後ろを振り返る者は、神の国にふさわしくない。(ルカ9:62) 今日の聖句: 朝明けにはあなたの恵みを喜び歌います。私の苦しみの日に、あなたが私の砦、また、私の逃れ場であられたからです。(詩編59:17) 私は今日まで神の助けをいただいて、しっかり...