2025年10月21日火曜日

2025年10月21日の聖句

アブラムは主が告げられたとおり出かけて行った。(創世記12:4)
神はわたしたちをユダヤ人からだけでなく、異邦人の中からも召し出してくださいました。(ローマ9:24)

アブラムは自分を呼び出す主なる神さまの招きに応えて、行く先も知らずに旅立ちました。神に導かれるままに、行けと命じられるままに旅人の人生を生きました。そんなアブラムの信仰について、ヘブライ人への手紙は「(彼が)堅固な土台の上に建てられた都を待ち望んでいた」(11:10)と評します。神が準備してくださっている都を待ち望んでいたからこそ、自分の生まれ故郷を離れて神に導かれるままに、「行け」と命じられたところで生きることができたのです。
そんなアブラムに、神は「アブラハム」という新しい名を与え、さらに「私はあなたと、あなたに続く子孫との間に契約を立て、それを代々にわたる永遠の契約とする。私が、あなたとあなたに続く子孫の神となるためである」(創17:7)と約束なさいました。アブラハムとその子孫をご自分の契約のパートナーとしてお選びになったのです。
わたしたちキリスト教会も、この神のアブラハムへの約束に連ねてくださっている、と信じています。「神はわたしたちをユダヤ人からだけでなく、異邦人の中からも召し出してくださいました。」アブラハムの血を分けた子孫であるユダヤ人だけではなく、異邦人である私たちも、「あなたと、あなたに続く子孫の神となる」という神さまの約束のパートナーにしてくださっている。私たちにも、アブラハムに神がお与えになった神の愛と恵みを与える者として選んでくださったのです。
だから、私たちも神に招かれ、導かれるままに、この世では旅人して生きていきます。この世の何かが私たちの拠り所になるのではない。私たちの故郷は、神さまの御許にあります。神の都に向かって私たちは旅人して生きる。神に期待して、神を求め、神を仰いで、私たちは今日も生きていきます。

2025年10月21日の聖句

アブラムは主が告げられたとおり出かけて行った。(創世記12:4) 神はわたしたちをユダヤ人からだけでなく、異邦人の中からも召し出してくださいました。(ローマ9:24) アブラムは自分を呼び出す主なる神さまの招きに応えて、行く先も知らずに旅立ちました。神に導かれるままに、行けと命じ...