2025年11月3日月曜日

2025年11月3日の聖句

見よ、今も天に私の証人がいる。私のために証言してくれる方が高い所にいる。(ヨブ16:19)
私たちには、もろもろの天を通って来られた偉大な大祭司、神の子イエスがおられるのですから、信仰の告白をしっかり保とうではありませんか。(ヘブライ4:14)

ヘブライ人への手紙は著者は、今となっては著者が分からない手紙です。もともとは実際に語られたいくつかの説教が手紙の形式でまとめられたものではないか、と推測されているようです。説教者の名前としてはパウロの手紙に名前が出て来るアポロという人物が候補に挙げられているとか。真相は分かりませんが。ただ、そのような想像をするのは楽しいことです。当時の教会の息づかいが聞こえてきます。
ヘブライ人への手紙がこのようにまとめられた事情は謎ですが、この説教を最初に聞いた人々が苦難の中にあったことは強く推測されます。今日の御言葉では「信仰の告白をしっかり保とうではありませんか」と勧められています。信仰の告白が保たれなくなりかねない状況にあった、ということであると思います。
私たちはそういう意味での迫害に遭っているわけではありません。キリスト者であるからといって命を取られるということは、今の日本であれば基本的にはありません。しかしそうだからといって、ヘブライ人への手紙が証しする真理が私たちに関係ないということはありえません。私たちもまた、信仰の告白をしっかり保つ戦いのさなかにいるのではないでしょうか。例えば人間関係で、例えば親子や夫婦の間で、例えば仕事のことで。他にもいろいろな場面で何を第一にし、何を選び取り、あるいは選ばないのかというときに、キリストへの信仰はどれだけ実質的な意味を持っているのか。それは私たちに対する一つの問いであると思います。私たちは、どう生きているのでしょうか。
神の子イエスがいる。ヘブライ人への手紙はその事実に目を向けよう、と語りかけています。このお方がいて私たちの祭司として執り成しの祈りを献げてくださっている。だからこそ、私たちは信仰の告白をしっかりと保つことができる。そう断言します。
主イエスさまを仰ぎ、このお方から励ましをいただいて、主の道を歩んでいきたいと改めて思います。キリストを信じる者として歩ませてください、と祈ります。

2025年11月3日の聖句

見よ、今も天に私の証人がいる。私のために証言してくれる方が高い所にいる。(ヨブ16:19) 私たちには、もろもろの天を通って来られた偉大な大祭司、神の子イエスがおられるのですから、信仰の告白をしっかり保とうではありませんか。(ヘブライ4:14) ヘブライ人への手紙は著者は、今とな...